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HAPPY NEWS 2017
ハッピーニュース

かわいいお遊戯、歌披露

デーリー東北新聞 2017年12月23日付朝刊を読んで

荒沢さん親子 (青森県)

 

娘・藍璃さん(14)

写真のおばあさんが、園児から首飾りをもらってとてもうれしそうだったのが印象に残ったので、この記事を選びました。前に、子どもには、高齢者の心を和ませる、セラピーの効果があると聞いたことがあります。私は「えんぶり」という伝統芸能をやっていたので、老人ホームなどで披露することがあったのですが、高齢者の方々は小さい子たちが舞を踊っているときが一番ニコニコしていました。なので、高齢者の方々と子どもたちが一緒に時を過ごすのはとてもいいことだと思います。でも、最近は高齢者の一人暮らしが多く、孤独死する方が多くなってきています。それを防ぐためには、一つの家に、家族みんなで仲良く住むことが大切です。そうすれば高齢者一人でさびしく暮らすということはなくなると思います。この新聞のような行事は、私が保育園児だった頃にやった覚えがあります。この行事は、高齢者が笑顔になれる、とてもすばらしい行事です。

母・美幸さん(44)

子供たちと高齢者の交流イベントは、お互いにとても良い刺激になっていると思います。子供たちは高齢者を敬う心を、高齢者は子供たちの可愛らしい姿を見て元気をもらっています。気持ちも若くなります。

3世代で一緒に暮らす家庭が少ない世の中なので、できるだけこうした交流イベントを行ってほしいです。プレゼント交換も楽しそうですね。

娘がこの記事を選んだ理由が分かる気がします。私たち家族は3世代で一緒に過ごし、笑いが絶えない毎日を送っています。当たり前の日常ですが、お互い大切に思う気持ちを忘れず、祖母には長生きしてもらい、孫たちの成長を楽しみにしてほしいし、孫たちも祖母を大事にしてお手伝いなどどんどんしてほしいです。

この記事は心温まる便りで、写真を見ても分かりますが、2人ともとてもうれしそうですね。

記事本文

八戸市柏崎4丁目のイメルダ幼稚園(天摩直美園長)の園児らが13日、近くのおっとも脳神経クリニックに併設の「あい愛デイケアおっとも」で開かれたクリスマス会を訪れ、歌やダンスを披露した。
 同園の園児と、同デイケアを利用している高齢者の交流イベントとして開催された。この日は16人の利用者が園児のかわいらしい演技を楽しんだ。
 年少、年中、年長の年齢ごとに分かれ、20分間ほどの計3ステージを繰り広げた。年少児は、アニメ「ドラえもん」の主題歌でおなじみの「夢をかなえてドラえもん」に合わせて遊戯を披露した。聞き覚えのある歌に、利用者たちからは自然と手拍子が生まれた。サンタクロースの赤い帽子をかぶった3、4歳児の姿に「あら、かわいらしいこと」とそれぞれ笑みをこぼしていた。
 年中児は「体操のお兄さん」として人気を博した佐藤弘道さんらが監修した遊戯曲「なんだ かんだ パンダ」に合わせて元気な踊りを披露。最後は年長児が合唱曲として人気の「ビリーブ」を振り付きでしっとりと歌い上げた。
 各ステージの終了後には、園児と利用者によるプレゼント交換が行われ、園児からは手作りのクリスマス飾りなどが、利用者からはお菓子がプレゼントされた。園児お手製の首飾りを掛けてもらうと、利用者たちはうれしそうな表情を見せた。
 参加した山田富二男さん(85)は「私はイメルダ幼稚園のOBなので、思いがけない出来事でとてもうれしかった」と笑顔。兄弟、子ども、孫もイメルダ幼稚園の卒園生で、自身はおよそ80年前に通っていたと話し、当時を思い出しながら園児のステージ発表を楽しんだ様子だった。(佐藤梨香)

市民記者便り

約80年前にイメルダ幼稚園に通っていたという山田さんは、1932年の生まれだそうです。そんなにも昔からあった幼稚園なんだなと驚きました。利用者の方々が、園児たちを見るや否や、思わずにんまりとしていた姿がほほ笑ましくありました。子どもたちのかわいらしい姿が、一気に空気を明るくしたクリスマス会でした。