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HAPPY NEWS 2017
ハッピーニュース

100歳誕生会 同級生 サプライズ祝福

北日本新聞 2017年8月12日付朝刊を読んで

原田 敬子さん (富山県:39歳)

 

こんな再会があるなら長生きするのも良いかもしれないと思った。100歳になるおじいさんの誕生会に、小学校時代の同級生がサプライズで登場したという記事を読んで、そう感じた。

私は、何年も認知症の祖父母を見てきたので、個人的には、長生きしたい気持ちはあまり強くない。

しかし、この記事の二人のお年寄りが、互いの長寿を祝福し合う姿を考えると、長生きの幸せが感じられる。

一人で長生きするのはつまらないが、再会を喜べる友がいて、再会をプレゼントしてくれる人たちが周りにいるのは、幸せなことだと思う。

小山薫堂さんのコメント

本格的な高齢化社会に突入していこうとしている現代にあって、とてもほほ笑ましい記事から、勇気と希望がわくコメントに昇華させた点が素晴らしいと思いました。

小山薫堂(放送作家・脚本家)

記事本文

8月13日に100歳を迎える富山市水橋市田袋の堀田久三さんの誕生会が11日、同市水橋新堀のしらいわ苑デイサービスセンターで開かれた。途中、小学校時代の同級生、吉崎義美さん(99)がサプライズで登場し「同級生で古里にいるのは二人だけ。本当にうれしい」と手を取り合って喜んだ。

再会のきっかけは、誕生会で行われたインタビューだった。職員が「会いたい人はいますか」と聞いたのに対し、「同級生の吉崎さん」と堀田さん。知人からどこかの施設にいると聞いていたという。それを聞いた職員が、隣接する介護老人保健施設「レインボー」に入所していることに気付き、すぐに連絡を取った。

インタビューから30分後、吉崎さんが車椅子でセンターを訪れ「おめでとう」と声を掛けると、堀田さんは驚いた表情で手を差し出し「あんたも100歳だ」と互いの長寿を祝福。別れ際には「また会わんまいけ。あんたの誕生日に」と再会を誓った。吉崎さんは9月16日に100歳を迎える。