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2014.10.03 update.

カブトガニ成長して

山陽新聞社 | 2014年9月11日掲載

笠岡・神島水道でイベント カブトガニ成長して 親子ら干潟に1000匹放流
カブトガニの繁殖地として国の天然記念物に指定されている笠岡市・神島水道で7日、幼生の放流イベント(カブトガニ博物館など主催)があり、親子ら約60人が計千匹を放した。

幼生は外敵の魚類から身を守ろうと泥に潜る習性があるため、干潟が現れる干潮に合わせて午後3時に実施。参加者は海岸に一列に並び、体長0・9~1・2センチに育った2、3齢を中心に、約10匹ずつを一斉に放流した。

その後、放したばかりの幼生を観察。尾剣をひきずったラインと左右の足跡の3本の平行線を残しながら歩いたり、泥の中で動く様子に見入っていた。

友人同士で参加した中央小(笠岡市八番町)6年、生宗杏さん、高橋楓愛さんは「小さな幼生はかわいい。しっかり大きくなってほしい」などと話していた。

放流事業は、カブトガニの活動期に当たる夏場に毎年行っている。 (金尾雅広)
山陽04

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VOICE!happy news特派員・かなーん 23歳 大学院生 岡山県

「生きた化石」という名で呼ばれるカブトガニ。小さな幼生はその名からは想像つかないかわいらしい姿で干潟をあるく。古代からかわらぬ姿の貴重なカブトガニが人間の手によって途絶えさせられることのないように、人間が手を加えながらも守っていく必要があるな、と感じた記事でした。

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