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2017.03.22 update.

競技ヨーヨー世界一の大学生 失敗恐れず新技に挑戦

河北新報社 | 2017年3月6日掲載

究人案内 きわめた先に見えるもの 競技ヨーヨー世界一の大学生 失敗恐れず新技に挑戦

風切り音とともにヨーヨーが上下左右にループを描く。横浜市立大2年生の高田柊(しゅう)さん(20)=浜松市出身=は、後方宙返りなどを取り入れた独自の演技で競技ヨーヨーの両手を使う部門で昨年、2度目の世界一に輝いた。

小学1年の時、父親のヨーヨーを見つけ、技を教えてもらうようになった。うまくなりたくて地域の練習会に参加。そこに当時の世界チャンピオンがいた。「父親が一番と思っていたら、その人は見たこともないようなすごい技をしたんです」

大会に出るようになると、観客の歓声を受けるのが楽しかった。中学2年の時に全国大会で準優勝し米国の大手メーカーがスポンサーについた。「スポンサーのためにも自分のためにも世界一になりたくて真剣になった」。そして2012年、世界の頂点に。

競技では3分間に繰り出す200近い技で得点が加算されていくが、「子どもの頃、ただ技を多く見せる演技を見てもつまらなかった」という高田さんは、アクロバチックな大技やダンスも交える構成を考えた。「バック転は失敗のリスクもありますが、体を豪快に動かすのが僕のテーマ」と持ち味を大切にする。

海外での活動に必要な語学と体の筋肉の動きなどの研究に興味が湧き、現在の大学をAO受験。面接ではヨーヨーを披露した。新しい技のために体操も習っている。「ヨーヨーが一本の幹になってそれを中心に回ってますね」と笑う。今後は「こんなヨーヨー初めて見たと言われるようなかっこいいパフォーマンスで、おもちゃのイメージでないヨーヨーを知ってもらう活動を」と言う。=随時掲載=

【写真】後方宙返りをしながら降りだしたヨーヨーがループを描く、高田さんの大技。「誰もやっていないような演技を見せたい」 

    =横浜市の横浜市立大

    ヨーヨーは専用ケースに入れていつも持ち歩く。手にしているのは米国ヨーヨーメーカーが製造する高田さんの名前を冠した 

    「SHU  TAKADA」モデル

時事通信社配信記事

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VOICE!YUKA 23歳 会社員 宮城県

ヨーヨーの両手を使う部門で昨年、2度目の世界一に輝いた高田さん。応援してくれている人のためにも、自分のためにも世界一になりたいという思いで、日々努力し、それが結果として現れていることがとてもすごいと思いました。誰かのために頑張る強さは最強だと思いました。

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