これまでの企画展

2009年

新聞協会賞受賞「東京Oh!」写真展

大都会の一断面を切り取った圧倒的なインパクトのある100枚の写真。東京新聞夕刊一面で長期掲載し、本年度の新聞協会賞を受賞した写真連載「東京Oh!」。写真の力と面白さを伝え、新聞写真の新たなジャンルに挑戦したとして反響を呼んだ50枚を展示します。

会期 12月5日(土)~12月27日(日)
会場 2階・ホワイエ
葛飾区の中川の蛇行「水の都」

所蔵コレクション展「号外でみる 2009年の出来事」

号外は通常発行される朝刊、夕刊とは別に、重大な事件、災害などが起きたとき臨時に出される新聞です。欄外に発行号数が記載されていないため、「号外」と呼ばれています。
日本新聞博物館が所蔵する2009年発行の新聞各社の号外を分野別に展示し、1年のさまざまな出来事を振り返ります。

会期 12月5日(土)~27日(日)
主催 日本新聞博物館
会場 2階 企画展示室

すごいぞ!新聞紙!「新聞紙で工作しよう」コンテスト作品展

大きくて、軽くて、薄いのに丈夫で、結構カラフル。新聞紙の特性を存分に活かして生み出されたアート作品をご紹介します。世界中のニュースを読者に伝えた後、四角い紙面が楽しく変身した姿をお楽しみください。
展示作品は、今年の夏、朝日新聞名古屋本社などが開催した「新聞紙で工作しよう」コンテストの入選作です。「小学生以下の部」「中学生以上・一般の部」あわせて120点の作品が寄せられ、最優秀賞2点、優秀賞4点、入賞16点が選ばれました。

〈中学生以上・一般の部〉最優秀賞
白木結衣薫さん 「オンジュンの夏」
〈小学生以下の部〉最優秀賞
中藤瑛司さん
「宇宙観測ドラゴン『アンテナー』」
会期 12月1日(火)~12月20日(日)
会場 日本新聞博物館 2階・無料ゾーン

心をひとつ ふるさと復興展~新潟県中越地震から5年~

2004年10月23日午後5時56分。新潟県中越地方の小千谷市、川口町を震源地とし、震度7を記録した「中越地震」は、静かな山里に暮らす人たちの生活を一変させました。3年後には、同じ中越地方の柏崎市沖を震源地とする「中越沖地震」が、傷癒えぬ大地を波打たせ家々を破壊し、世界最大級の能力を持つ原子力発電所を長期の運転休止に追い込みました。
被災者の心には、今でも地震の記憶と避難生活の難儀な思い出が残っています。一方、全国から寄せられた支援の輪は、被災者を暖かく励ます貴重な宝物となりました。
2つの大波にほんろうされた新潟県と県民の姿、今も道のり半ばの復興への軌跡を、地域の新聞「新潟日報」の報道記事や写真などからたどります。

>>展示内容紹介
「ニュースパークたより43号」より(PDFファイル)

物資を求める住民の書いた文字
(新潟県川口町和南津、2004年10月25日)
会期 10月3日(土)~11月29日(日)
主催 新潟日報社 日本新聞博物館
後援 新潟県 新潟県立歴史博物館 中越防災安全推進機構 東京新潟県人会 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会
協力 東京急行電鉄株式会社
会場 2階・企画展示室
関連イベント
≪講演会≫心をひとつ ふるさと復興 未来へ
出演:
黒井健氏(絵本作家) 星野知子氏(女優・エッセイスト)
五十嵐豊氏(財団法人山の暮らし再生機構地域連携ディレクター)
澤田雅浩氏(長岡造形大学准教授 復興支援センター次長)
日時:
10月3日(土)午後1時15分~3時30分

ようこそ「ひろしま国」へ~ボクらがつくる平和な世界

10代の子どもたちがテーマを考え、取材・執筆して作る平和新聞「ひろしま国」。
中国新聞紙上で2007年1月に創刊され、今年5月に50号を迎えたのを機に、これまでの取り組みを紙面や写真、関連資料などで振り返ります。「ひろしま国」が扱うテーマは戦争だけでなく、食糧・貧困問題や環境など多岐にわたります。次代を担う若者に「平和のために自分は何ができるか」を考えてもらい、平和を希求する心を育てる機会となれば幸いです。

>>展示内容紹介
「ニュースパークたより42号」より
(PDFファイル)

大ゲラをチェックするジュニアライター
8月6日の平和記念公園で取材するジュニアライター
会期 8月1日(土)~9月23日(水・祝)
主催 中国新聞社 日本新聞博物館
協賛 国際協力機構(JICA)
後援 広島市  財団法人広島平和文化センター 神奈川県教育委員会  横浜市教育委員会  東京広島県人会  NHK横浜放送局 中国放送
協力 東京急行電鉄株式会社
会場 2階・企画展示室
関連イベント
8月2日(日)
アニメ「つるにのって」上映&美帆シボ氏講演:ニュースパークシアター
8月6日(木)
アニメ「しんちゃんのさんりんしゃ」上映&被爆体験講演:情文ホール
「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」中継:ニュースパークシアター
「ひろしま国」ジュニアライター取材活動中継:ニュースパークシアター
8月28日(金)
「ズッコケ三人組 平和を語る」那須正幹氏講演:情文ホール
8月29日(土)
瀬谷ルミ子氏(日本紛争予防センター事務局長)講演:ニュースパークシアター

開港5港と新聞

横浜は今年6月、国際貿易港として開港してから150周年を迎えます。
開港による人や海外情報、文化の流入は、日本に本格的な新聞が誕生する大きなきっかけとなりました。
1858年の日米修好通商条約により開港した横浜、長崎、函館、神戸、新潟に生まれた新聞の歴史に焦点を当て、幕末期に誕生した新聞を中心とする200点余りの資料を通して新聞誕生における開港の意味を探ります。
開港とともにもたらされた新聞にかかわる技術(活版印刷、新聞用紙、写真)の“ことはじめ”や、現在5都市で発行されている神奈川新聞、長崎新聞、北海道新聞、函館新聞、神戸新聞、新潟日報の歴史も紹介します。

最初の日本語新聞「官板バタヒヤ新聞」
(巻1、文久2年正月)
本木昌造が取り組んだ蝋型電胎法による
母型製造工程を再現し、復元した完成母型
(印刷博物館蔵)
会期 5月16日(土)~7月20日(月・海の日)
主催 日本新聞博物館
特別協力 北海道新聞社 函館新聞社 神奈川新聞社 新潟日報社 神戸新聞社 長崎新聞社 (順不同)
後援 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会
協力 東京急行電鉄株式会社
会場 2階・企画展示室
関連イベント
≪記念講演会≫
講師:春原昭彦・上智大学名誉教授 鈴木雄雅・上智大学文学部教授
日時:6月20日(土)午後1時30分~4時20分

沖縄タイムス創刊60周年記念企画展 戦後オキナワ あの日・あの時 「あんやたん」写真展

激しい地上戦が展開され、23万人もの命を奪った沖縄戦、それに続く過酷な米軍支配と、苦難な歴史を刻んできた沖縄。しかし、沖縄県民は不屈の闘志で多くの試練を乗り越え、アイデンティティーを大切にしながら自らの地域の発展に尽くしてきました。
沖縄タイムスが創刊以来取材してきた写真約250点を展示し、沖縄の戦後史を振り返ります。また、創刊号、号外などの紙面や、米軍統治時代の通貨、ポスターなどの品々も併せて展示。「平和で豊かな沖縄」を目指し、力強く前進してきた沖縄の姿をご覧いただきます。

>>展示内容紹介
「ニュースパークたより40号」より
(PDFファイル)

復帰要求海上集会
(1963年4月28日)
ドルへの通貨交換
(1958年9月21日)
会期 3月7日(土)~5月10日(日)
主催 沖縄タイムス社 日本新聞博物館
特別協力 神奈川新聞社
後援 沖縄県 東京沖縄県人会 神奈川県沖縄協会 川崎沖縄県人会 横浜鶴見沖縄県人会 琉球放送 琉球朝日放送 沖縄戦フィルム1フィート運動の会
会場 2階・企画展示室
関連イベント
≪座談会≫
「琉球・沖縄400年の夢」
日時:4月4日(土) 午後2時~4時

「2008年 報道写真展」

東京写真記者協会加盟社(新聞・通信・放送35社)の写真記者が2008年の1年間に撮影した報道写真で2008年を振り返ります。
最も優れた報道写真に贈られる東京写真記者協会賞には、毎日新聞・小出洋平記者の「秋葉原ホコ天で凶刃に倒れる男性」が選ばれました。6月8日、東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件の緊迫する救護現場を上空のヘリコプター内から撮影したものです。
そのほか「企画」「スポーツ」「文化・芸能」の各部門賞や奨励賞を含む約250点の報道写真を展示します。北京五輪での日本人選手の勇姿や、麻生内閣の誕生、四川大地震、米大統領選挙でのオバマ氏勝利など、08年を象徴する国内外のさまざまなジャンルの報道写真を紹介するほか、全国各地区の写真記者協会が選定したグランプリ作品も併せて展示します。
記者講演会を2月14日(土)午後1時30分から開催します。

「四川大地震」
倒壊した小学校の3階建て校舎では、約200人の児童が生き埋めに。災害救助犬が出動し捜索が行われた
(2008年5月14日撮影・朝日新聞)
「オバマ氏勝利宣言」
米大統領選挙で共和党のマケイン候補に圧勝し、支援者の声援にこたえるオバマ氏
(2008年11月4日撮影・読売新聞)
会期 1月10日(土)~2月28日(土)
主催 日本新聞博物館 東京写真記者協会
後援 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会
協賛 株式会社ニコンイメージングジャパン キヤノンマーケティングジャパン株式会社 富士フイルムイメージング株式会社 株式会社山田商会
協力 北海道写真記者協会 東北写真記者協会 中部写真記者協会 関西写真記者協会 関西スポーツ写真部長会 九州写真記者協会 東京急行電鉄株式会社
会場 2階 企画展示室
関連イベント
2008年報道写真展 記者講演会
日時:2月14日(土)