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2016.12.06 update.
防災テーマ 競技に趣向 愛南・西浦 地域の運動会復活 3地区の住民 9種目で熱戦 世代間交流 和やかに
愛南町西海半島の北西側にある西浦地域で長年途絶えていた地域の運動会が27日、復活した。住民に災害への意識を高めてもらう目的も兼ねて防災運動会と銘打った。参加者は数々のユニークな競技に挑戦し、世代間交流を楽しんだ。
西浦地域は同町内泊、中泊、外泊3地区の総称。2011年3月に地元の西浦小学校が閉校し、小学校と合同で実施されていた地域運動会も途絶えていた。3地区で交流する機会が減り住民の寂しさが募る中、西浦公民館を中心に3地区長が運動会を復活させた。
27日、会場の旧西浦小体育館(同町内泊)には住民約90人が集合。風の音で声が届かない状況に見立てた「暴風だ!ジェスチャーゲーム」や、担架でボールを運ぶ「津波だ!避難救護開始」など趣向を凝らした9種目を3地区対抗で実施した。
停電した屋内からの避難を想定した「地震だ!逃げろー」には夫婦らペア9組が挑戦。緊急地震速報をスタート合図に、目隠しした夫を妻が手をたたいて誘導しながらゴールを目指した。会場は出場者のコミカルな動きに笑い声や大きな声援が絶えず、和やかな雰囲気に包まれていた。(清家康尊)
【写真説明】ユニークな競技に住民が挑戦した防災運動会
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VOICE!みの 21歳 大学生 愛媛県
「ご近所付き合いが依然と比べて減っている」というようなニュースはよく目にするけれど、地域の運動会が復活というニュースで心が和んだ。災害時は「自助」だけでなく「共助」の精神が大切だと大学の講義等で何度か習った。お互いを思いやり、助け合える地域が増えれば良いと思った。