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2014.04.06 update.

特産使い「体に良い商品」

中国新聞社 | 2014年4月6日掲載

中国02-0406楽しいコラボ 服部ショウガ×シロップ 特産使い「体に良い商品」

 

花冷えする朝に飲むと体がほっこり温まる。福山市北部の駅家町服部雨木地区で収穫されるショウガで作ったしょうが湯だ。シナモン、てんさい糖、愛媛県上島町の岩城島産の無農薬栽培レモンを加えて煮詰めたジンジャーシロップに、湯を足すと出来上がる。
「強い香りが特徴でショウガ特有の爽やかな辛みがある」。シロップを製造する福山市西町のジンジャーダイヤモンドの中尾圭吾社長(43)が胸を張る。
起業4年目。ショウガの仕入れからシロップの製造、販売までほぼ1人でこなす。冷え性に悩む女性客を中心に口コミで広がり、徐々に売り上げを伸ばしている。
起業のきっかけは自らの体調不良だった。内臓の摘出手術を受け、食事療法として着目したのが体温を上げる効果があるショウガ。産地をいろいろ試すうち、地元の服部産ショウガにたどり着いた。
当時は会社を辞めて無職。ショウガを生かした仕事をしようと自宅を改装した調理室でシロップ作りを始めた。粉末のしょうが飲料が多い中、スライスした原料を煮込むなど手作りにこだわる。
ショウガを分けてもらう服部地区では、農家6戸が生産部会をつくり栽培に取り組んでいる。それでも全盛期の十数戸から減り、産地を維持するのが厳しくなっている。そこで今年から農家や自然食品販売業者と一緒にショウガを使った特産品の開発を始めた。産地の育成に結びつける計画だ。
シロップは冬に需要が集中するため、夏向けのジンジャーエールの生産も検討している。「服部のショウガ作りを応援しながら、体に良い商品を作り続けたい」(永井友浩)
≪メモ≫ジンジャーシロップは200ミリリットル入り1296円。服部産ショウガが不足している場合は徳島県産などを使用する。ジンジャーダイヤモンドTel084(922)2663。

この記事でHAPPYな気持ちになったら

VOICE!happy news特派員・菅 健介 19歳 大学生 広島県

肌寒い日が続く春の日に、このジンジャーシロップの記事はぴったりだと思った。 後日、記事に登場した社長のブログを見ると、大きな反響があったようだ。冷え性の人だけでなく、「体調の優れない友人のために」と買い求めに来た人も。シロップから優しさのリレーがつながっていると感じた。 もっと多くの人に飲んでもらい、体の中を、そして心も温かくハッピーになってほしい。私もぜひ飲んでみたい。

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