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2017.01.27 update.
おもちゃ病院 創意工夫凝らし活動100回 復元の喜び 利用者と共有
壊れたおもちゃを修理するボランティア団体「長崎おもちゃ病院」(池田純幸会長、42人)は7日、西彼長与町嬉里郷の町老人福祉センターで活動し、2012年3月の開院以来100回の節目に達した。
日本おもちゃ病院協会の養成講座を受講した長崎市やその近郊の「おもちゃドクター」が集まり、毎月2回のペースで各地で開院している。持ち込まれるおもちゃの数は、最初のころは1回当たり5、6個だったが、活動の知名度が上がるにつれて増加。最近は70~80個になるという。
100回目となった長与町老人福祉センターでは、動かなくなった機械仕掛けのぬいぐるみ、腕の折れた人形などに、約20人のドクターが真剣な表情で向き合った。大半が定年退職後の男性。ミニチュアのクレーンゲームを修理していた空閑(くが)直毅さん(77)は「難しかったが、ようやく復元できた。何の見返りもないけれど、創意工夫をしながら修理すること自体が楽しい」と笑顔を見せた。
池田会長は「100回を迎えることができたのは、物を大切にするという基本理念が賛同を得たからだろう。壊れたおもちゃを持ち込む側と修理して達成感を味わう側の間で、ウィンウィンの関係が成り立っている」と話した。(犬塚泉)
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VOICE!ちえ 23歳 会社員 長崎県
長崎おもちゃ病院が活動して100回になったそうです。持ち込まれるさまざなおもちゃの中で修理が困難な物もあると思います。ですが、難しくても時間をかけて修理できることがとてもすごいなと思いました。私は縫いぐるみが好きで、たくさん集めています。縫いぐるみが破れたりしたら、直したりアレンジなどしています。大事にしていたおもちゃが壊れたり破れたりしたら、とても悲しくなります。そんなおもちゃが修理に出して直ったり、奇麗になったらとてもうれしいし、これからも大切にしたいと思えます。