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2014.10.31 update.

4団体 5色に願い

長崎新聞社 | 2014年10月8日掲載

長崎がんばらんば国体・大会期間に合わせ、長崎夜景プロモーション実行委は長崎市の稲佐山山頂にある電波塔3基を発光ダイオード(LED)照明で照らし、来県者らを歓迎する「光のおもてなし」に取り組む。11日~11月3日の期間中、四つの団体・企業は特別な思いを込め、「ピンク」「緑」「青」「赤・白」の独自色を演出する。

「乳がんの早期発見」を願うNPO法人ピンクリボンながさき(大村市、内海文子理事長)は啓発のため、毎週木曜日に電波塔を「ピンク」で照らす。内海理事長によると、県内では乳がん検診を例年5人に1人ほどしか受診しておらず、毎年150人前後が亡くなっているという。「あなたと、あなたの家族のために、若いうちからの受診を心掛けてほしい」との思いを込める。

山王神社(長崎市、舩本勝之助宮司)は「平和」への思いや願いを託して、毎週金曜日に、被爆クスノキを連想させる「緑」に染める。同市出身の歌手で被爆2世の福山雅治さんが4月、被爆クスノキをテーマにした楽曲を発表。以降、一時は通常の10倍に上るほど、参拝者が急増した。舩本宮司は「被爆クスノキの存在やその背景をいま一度知ってもらい、平和とは何かを考えるきっかけになれば」と話している。

サッカーJ2のV・ファーレン長崎(諫早市、内田正二郎社長)は毎週土曜日、「J1昇格」の思いをクラブカラーの一つ「青」に込めて照らす。スポーツで県民の心を豊かにするという企業理念を掲げるV・ファーレン長崎は来年、クラブチーム誕生10周年の節目を迎える。鈴木英司事業部長は「クラブのことをもっと知ってもらい、活躍に注目してほしい。それが私たちの力に変わる」と語った。

冠婚葬祭大手のメモリード(西彼長与町、吉田茂視社長)は「長崎の観光都市としての発展に貢献したい」と光のおもてなしに共感。大口協賛者として11月1日、コーポレートカラーのうち「赤・白」の2色を浮かび上がらせる。

◎電波塔3基 8個のLED設置 1時間ごとに音楽

長崎夜景プロモーション実行委による「光のおもてなし」の実施に向け、照明設置などの準備が着々と進んでいる。

取り組みに協力する九電工(福岡市)と、照明メンテナスなどを手掛ける理研サービス(長崎市)の作業員ら約10人は6、7日の2日間、長崎市の稲佐山山頂で設置作業に従事。強力な180ワットの発光ダイオード(LED)照明を電波塔3基に8個ずつ取り付け、さらに本番で1時間ごとに音楽を流すためのスピーカー計4個を設けた。

実行委は「国体で訪れる県外の人だけでなく、県内の人にも楽しんでほしい」とアピールしている。

長崎04

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VOICE!happy news特派員・taka 20歳 会社員 長崎県

12日から始まる長崎がんばらんば国体・大会期間中、稲佐山の電波塔が5色の色にライトアップされ、一つ一つの色に願いが込められていて、その願いが叶ったらいいなと思います。あと、観光客はもちろん県内の人も楽しめるのではと期待したいです。 これから国体が始まるので、選手の皆さんに、ベストを尽くし頑張ってもらいたいです。

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