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2015.11.20 update.

園児と駆けっこ 老化を遅らせる

山梨日日新聞社 | 2015年10月12日掲載

私も言いたい
園児と駆けっこ 老化を遅らせる

◇私が住んでいる所には、小さな子どもが1人しかおらず、周りは大人で特に60歳過ぎの高齢者が多い。その園児は午後4時過ぎころ、祖母の自転車に乗って帰ってくる。かばんを自宅に置くと、駆けっこをしようと私の所にやってくる。近所の大人で走ることができるのは、私しかいない。人は30歳を過ぎると、だんだんと走ることをしなくなり、歩くことだけになるようだ。このころは、さっさと歩くことができる。
◇しかし、60歳を過ぎると、ゆっくりとした歩きになり、70歳なると、さらにゆっくり、ゆっくり歩くようになり、次第に遅くなるようだ。だが、運動習慣がある人は、70歳を過ぎても、ゆっくりではあるが、走ることも可能である。私は30年以上、運動習慣がある。人は年を重ねて運動習慣がない場合は、筋肉が35歳を過ぎたあたりから約1%ずつ減少するという。
◇また、脳の容積や骨密度、エネルギーを作る力も、筋肉と同様に少なくなってくるようだ。誰でも老化することは仕方がないことである。しかし、老化は運動習慣によって、遅らせることができると思う。運動習慣は認知症や生活習慣病とも深い関係があり、健康寿命も延ばせ、楽しい老後が期待できるようだ。私は、園児といつまでも駆けっこができる体を、運動習慣で維持したい。園児から老化を遅らせることを学んだ。(市川三郷町・小林徳雄77歳)

 

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VOICE!応募作品から 30代 男性  山梨県

高齢化社会の現代、地域にはたくさんのお年寄りの方が住んでいる。私の地域も同様である。顔を合わせるのは地域の行事や冠婚葬祭の時がほとんどである。たまにすれ違ってもあいさつ程度で終わることが多い。でも、顔を見ると元気であることが分かり、ほっとする。今回の記事は、園児と地域のおじいちゃんの心温まるエピソードである。毎日、園児が駆けっこに誘い、おじいちゃんがそれに応じる。一緒に走ることが目的だろうが、きっと走ること以外にもお互い楽しみがあるのだろう。記事を読むだけで思わずやりとりが目に浮かぶ。老化を遅らせるのは、運動だけでなく、人と人との交流だと思う。このような交流が全国各地で広まれば、きっと温かい社会になるに違いない。

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