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2016.10.03 update.

横溝ワールド ファン堪能

山陽新聞社 | 2016年9月11日掲載

横溝ワールド ファン堪能 高梁など 映画ロケ地をバスツアー

「八つ墓村」「獄門島」など探偵小説家横溝正史作品の映画ロケ地を巡るバスツアーが10日、高梁市成羽町吹屋地区などで行われた。スタッフや地元住民が名探偵金田一耕助といった登場人物に扮(ふん)してもてなし、県内外から参加したファン37人を横溝ワールドへといざなった。

江戸期の大庄屋・広兼邸(成羽町中野)では、金田一の衣装をまとったスタッフが案内。ファンには映画「八つ墓村」の舞台・田治見家として知られており、作品に登場する濃茶の尼が鎌を持って「たたりが来るぞ。帰れ、帰れ」と出迎えると、参加者は写真を撮るなどして大喜びした。

ほかにも、ドラマで使われた吹屋地区のベンガラ色の町並み、国登録有形文化財・西江邸(成羽町坂本)などゆかりの地を見学した。さいたま市の会社員石川純一さん(50)は「作品の面影がある場所ばかりで登場人物になった気分。おもてなしも最高」と話した。

ツアーは、横溝が戦中戦後に疎開していた倉敷市真備町地区を中心に開かれるコスプレイベント「1000人の金田一耕助」(同市、高梁市などでつくる実行委主催)の事前行事。JR倉敷駅を発着し、一部区間は映画に登場したバスそっくりに塗装したボンネットバスで巡った。(金原正朗)

金田一耕助の衣装をまとったスタッフ(手前左)の案内で広兼邸を見学する参加者

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VOICE!読者m 35歳 会社員 東京都

横溝正史による「犬神家の一族」や「悪魔の手毬唄」などの金田一耕助シリーズは、今なお根強い人気を誇っています。戦後まもない日本の山村で起きる、おどろおどろしい怪事件が魅力です。

なかでも「八つ墓村」は、映画やテレビドラマでも人気。そのロケ地をめぐるツアーでは、作品と同様に鎌を持った老婆が登場する寸劇もあり、ファンを喜ばせる内容です。

アニメに登場する場所を訪れる“聖地”めぐりが話題ですが、古い邦画でも同様に楽しめるのではないでしょうか。

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