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2014.03.05 update.
自転車で全国手紙配達の旅 11年から250通 笠岡の男性が広島訪問
自転車で全国を巡りながら、出会った人たちの手紙を受け渡している笠岡市の男性(31)が、2月末から広島市を訪れている。「皆さんの笑顔が燃料」と元気に駆け回っている。(永里真弓)
男性の愛称は「ぱんぬ」。4日は、佐伯区の美容師岩野多恵さん(38)の元に、長門市の母恒美さん(67)の手紙を手渡した。岩野さんは「母から手紙をもらうのは初めてかも。宝物にしたい」と声を弾ませた。今月中に県内で22通を送り届ける予定だ。
ぱんぬさんが無料の配達を始めたきっかけは、自転車で四国を一周した高校時代にさかのぼる。旅先で出会った人の自宅に泊めてもらい、優しさと対話を重ねる喜びに触れた。「たくさんの人と触れ合い、もっと日本を知りたい」。出会いがリレー形式でつながる手紙配達を思い付いた。
2011年5月、友人から預かった2通を手に笠岡市の自宅を出発。既に47都道府県を巡り、約250通を送り届けた。
次は東京を目指す。ぱんぬさんは「暗いニュースが多い時代。一人一人が明るく生きていることを実感したい」と話している。
この記事でHAPPYな気持ちになったら
VOICE!happy news特派員・本郷麻央 20歳 広島県
ぱんぬさんは単なる送り物を届けているわけではない。思いが詰まった手紙とともにハッピーも届ける配達人なのだ。 手紙が次の手紙へとつながっていき、出会いが次の出会いにつながっていく。手紙をリレー方式で繋ぎ、同時に人々の気持ちをほっこりさせる斬新なアイデアに感心した。 ぜひ私もぱんぬさんに手紙を託して出会いのリレーに参加してみたい。