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2014.05.12 update.
石原伸晃環境相は18日の記者会見で、長野、新潟、群馬の3県にまたがる上信越高原国立公園の西部にある妙高・戸隠地域を分離し、新たに別の国立公園に指定する意向を表明した。
中央環境審議会への諮問、答申を経て、2015年3月に西部が新国立公園として衣替えする見通しだ。東部地域の名称は現行の上信越高原のままとし、新国立公園の名称は今後、検討する。
上信越高原国立公園は志賀高原や浅間山など3県にまたがる東部(14万8300ヘクタール)と、妙高や戸隠を含んで長野、新潟両県に所在する西部(3万9772ヘクタール)の二つの地域に分かれている。西部は長野市、上水内郡信濃町、飯綱町、北安曇郡小谷村、新潟県妙高市、糸魚川市にまたがる。1949年に東部が国立公園に指定され、56年に西部が編入された。
ただ最近の環境省の調査で、火山が中心の東部に対し、西部は火山ではない山を多く含み特徴が異なることが明確になった。両地域を一体的に利用する人は少なく、それぞれに独自性があると判断した。国立公園が分離して独立するケースは3例目になる。
石原氏は「(両地域で)生息する動物や自然景観が違う。分離する方向で検討するよう指示した」と述べた。
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VOICE!happy news特派員・hnss 21歳 大学生 長野県
私はスキーでこの地域をよく利用するので、この記事をとても身近に感じました。環境保全や地域復興のための今回の取り組みをとても有意義に感じます。私も自然を利用させてもらっている立場として、現在の自然環境の保全はもちろんのことより良い状態を残し後の世代に受け継いでいく責任もあると感じました。