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2014.06.09 update.

若者支援 シェアハウス

中国新聞社 | 2014年4月25日掲載

見出し:若者支援シェアハウス始める 広島市安佐北区のNPO 社会復帰や就労の一歩

 

ニートや引きこもりの若者を支援する広島市安佐北区のNPO法人ブエンカミーノが、若者だけで共同生活するシェアハウスの運営を始めた。社会復帰や就労を目指し、人とのつながりを少しずつ増やす場を提供する。(中川雅晴)

 

シェアハウスは同区亀山の木造平屋約100平方メートルの住宅を使い、同法人代表の吉川望さん(37)たち5人が運営する。共有のリビングと個室3部屋を備え、女性を対象に6人が入れる。掃除や食事などを当番制で担当する。食費を含む入居料は家庭の事情や収入などに応じて月額6万3千円~15万円。
現在は30歳代の女性2人が暮らす。仕事が忙しくて職場と自宅を往復する毎日に疑問を感じて退職したり、思春期から自宅に引きこもったまま就職した経験がなかったり。2人は「このままでは自分が駄目になる。社会復帰を応援してくれる人が近くにいる場所で、一歩ずつ前に進みたい」と打ち明ける。
同法人は2011年3月、横浜市の若者就労支援施設で働いていた吉川さん夫妻がUターンして設立。安芸高田市の農園で若者と農業体験に汗を流し、悩みの相談を聞く。12年から吉川さん宅などで若者との共同生活を始め、さらにシェアハウスをことし3月に開いた。
シェアハウスに住む1人は今月から近くのスーパーで勤務を始めたという。吉川さんは「生き方に悩みを抱える若者は多い。集団生活に慣れ、少しずつ社会とのつながりを深めていく場所にしたい」と話している。同法人Tel082(578)6248。
中国03-0425

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VOICE!happy news特派員・本郷麻央 20歳 大学生 広島県

このシェアハウスは単なる共同生活の場ではない。社会復帰への懸け橋となる場だ。身近に応援してくれるスタッフや共に自立を目指す仲間がいて、立場を理解し合えるからこそ、互いに気遣いつつ居心地のよい共同生活が送れているのだと思う。 「人とのつながりを増やす場を提供したい」という吉川さんたちの取り組みに感銘した。様々な悩みをもつ人々を支援する活動がさらに広がり、活動を通して自立する人が増えてほしいと思った。

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