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2014.09.05 update.

会津八一記念館が移転開館

新潟日報社 | 2014年8月2日掲載

会津八一記念館移転開館 ゆかりの奈良を紹介 東大寺長老 聖武天皇の功績強調 メディアシップ

新潟市会津八一記念館が同市中央区の新潟日報メディアシップ5階に移転オープンした1日、八一とゆかりの深い東大寺(奈良県)の森本公誠長老による講演会が、メディアシップ2階の日報ホールで開かれた。森本長老は奈良時代の国造りと仏教の関係について「人民の教育を、この時代に全国に設けられた寺が担っていた」と語った。
講演会には市民ら約290人が訪れた。八一は奈良をこよなく愛し、生涯にわたり35回ほど訪れたという。講演では、奈良が都だった時代に東大寺を建立するなど仏教をあつく信仰した聖武天皇を取り上げた。
森本長老は、聖武天皇は当初、儒教などを重んじていたが、飢饉(ききん)が続いて犯罪が横行するようになったため、「仏教が人々の心を豊かにし、救うのだと考えるようになった」と述べた。
政策の柱となったのが、全国での国分寺、国分尼寺の建設だとし、「聖武天皇は休日に寺で僧侶の話を聞くシステムを整えた。全国で1200人以上の僧侶が必要となり、その教育の場となったのが東大寺だった」と説明した。
講演を聴いた新潟良寛会会員の高橋玲司さん(70)=新潟市西区=は「聖武天皇が人々を豊かにしようと心を砕いていたことを知ることができて、勉強になった」と話していた。

【写真】奈良時代の国造りと仏教の関係について語る東大寺の森本公誠長老=1日、新潟市中央区

新潟02

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VOICE!happy news特派員・中島綾子 21歳 大学生 新潟県

「深くこの生を愛すべし」これは会津八一の学規のフレーズである。私にはこのフレーズで必ず思い出す人がいる。高校の恩師だ。高校の入学式、不安と期待にを膨らませていた私達生徒に、会津八一が好きな担任の先生がこの言葉を送ってくれた。高校生活にも慣れた3年生の5月、突然その先生が亡くなった。ショックだった。先生が亡くなってからしばらくたったセンター試験の日、先生方からの応援メッセージの中央に、亡くなった先生の言葉が書いてあった。 「深くこの生を愛すべし」 この一言は他の先生のどんな言葉よりも私たちの背中を押してくれた。 今回の八一の記事を読みながら、久しぶりに亡くなった恩師のことを思い出した。「がんこ親父」の一面もあったときく。今度八一についてもっと勉強してみよう。

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