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海に浮かべたござや発泡スチロールの上を走るユニークな競技大会「渡りンピック」が２３日、天草市新和町の大多尾漁港であった。
地元住民でつくる地区振興会がテレビ番組をヒントに毎年実施しており、３回目。コースは長さ２５メートルで、ござを渡る競技とゴムでつないだ発泡スチロールのブロックを渡る競技の２種目。２５人が出場し、それぞれの距離とタイムを競った。
ござは例年より難易度が上がって完走者ゼロ。発泡スチロールも、バランスを崩して落水する人が相次ぎ、参加者の奮闘ぶりに観客からは大きな歓声と笑い声が上がった。
発泡スチロールを完走した公務員の井坂雄兵さん（２０）は「昨年は失敗したので、この日のために体重を３キロ落としてきた。クリアできてうれしい」とガッツポーズを見せた。（久間孝志）