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2014.10.24 update.
2020年の東京五輪を見据え、菊川市教育委員会は6日、同市下平川の市中央公民館で市内の小学6年生を対象にした「土曜英語学習」を始めた。五輪を契機に国内各地で外国人観光客の増加が見込まれる中、英語で“おもてなし”のできる人材を育てるのが狙い。
約50人が参加する。市内の小学校の外国語活動支援者や市の外国人指導助手(ALT)が講師を担当。取り組みに賛同する同市のフジオーゼックスも英語に堪能な社員2人を派遣し、サポートする。
開講式では石原潔教育長が「オリンピックで菊川市に多くの外国人を呼び込む時に、皆さんにボランティアなどとして活躍してほしい。6年後への夢を持ち、楽しみながら英語を学んでください」と呼び掛けた。式後には早速、初回の講座が行われ、児童たちはテープを聴いて答えをテキストに書いたり、複数の単語を組み合わせてあいさつ文にしたりする問題に挑戦した。
講座は来年1月10日まで全10回を予定。1月24日には英検を受け、中学1年生レベルとされる5級の取得を目指す。市教委は本年度の実績を踏まえ、来年度以降の事業拡大も検討していくという。
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VOICE!happy news特派員・かきだ 24歳 会社員 静岡県
仕事でたびたび訪れる菊川市には自然を生かした観光名所がたくさんある。爽快な景色が魅力の棚田「千框(せんがまち)」、水田に古代米を植え付け絵を描いた「田んぼアート」などなど。見て楽しめる日本の農村の原風景は外国人にも感動を与えるはずだ。一方、地元の小学生にこうした名所がどの程度知られているかは気になるところ。東京オリンピックまでの6年間、英語学習のみならず、各名所について学ぶ機会もつくり、地元の魅力を再認識してくれたらと思う。