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2015.01.22 update.

見せるぞ!勇壮な演舞

熊本日日新聞社 | 2014年11月15日掲載

水上村の水上中2年の男子生徒が、村指定無形民俗文化財の「上楠臼[うわくすうす]太鼓踊り」を16日にある同校の文化祭で初めて披露する。本番を控え、入念に動きの確認をしている。
上楠臼太鼓踊り保存会によると、太鼓踊りは江戸時代前期から同村岩野の上楠区に伝わり、祭りなどで披露してきた。演者は太鼓を抱えて打ち、演者に添う子役が手に持った銅製のかねを鳴らす。
踊りの披露は地元の伝統文化を学ぼうと、同校が企画。2年生の男子17人のうち9人が、10月上旬から保存会の指導で授業や放課後に練習してきた。本来の演舞は2時間に及ぶが、今回は25分の短縮版を見せる。
14日は生徒たちが同校で、手足を大きく広げる勇壮なポーズを取ったり、駆け足で円を描きながら演奏したりする独特の動きを繰り返した。本番は、かぶとや麻でできた衣装を着て演じる。
全体のリード役の演者である頭[かしら]を務める坂本拳斗君は「動きを覚えたり合わせたりするのは難しかったけど、本番は完璧に演じたい」と意気込んだ。
発表は午後0時半から。女子10人を含むほかの2年生は、村に伝わる白水神楽や箏[そう]の演奏を披露する。(内海正樹)
熊08

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VOICE!happy news特派員・安部菜月 21歳 大学生 熊本県

自分のふるさとの伝統文化を体験できる機会は少なくなってきています。私の地元にも昔から伝わる有名な盆踊りがあるのですが、私は実際に踊ることはできず、少し残念に思っています。しかし先日、「肥後ちょんかけごま」という熊本市の無形文化財に指定されている独楽遊びを体験することができ、幅広い年代の方と交流しながら独楽の回し方を教わり、非常に楽しく伝統文化を学べました。この水上村の中学生のように、子供のころから自分のふるさとに伝わる文化に触れ、地域の方々と交流を持つことは、きっと大切な経験になるはずです。それぞれの地域の伝統文化が途絶えることなく次の世代に受け継がれていってほしいと思います。

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