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2015.01.30 update.
「障害者用の駐車スペースは、どうか空けておいてください…」。そんな願いを持った啓発ポスターを、小学生が描く集いが20日、西彼長与町で開かれた。
コンビニやスーパーの駐車場で見掛ける、車いすをデザイン化したマークの「障害者用駐車スペース」は、法律や条例で一定規模以上の公共的駐車場に設置が義務付けられている。だが利用の仕方は各人のマナーに委ねられており、路面のマークが見落とされたり、「ほかのスペースが埋まっているから」と健常者が車を止めてしまうことも多いのが現状。
同町吉無田郷在住で、生まれつき二分脊椎症という下半身まひの障害がある管田多津子さん(34)と、同町嬉里郷で美容室を経営する田嶋淳一さん(40)が、そんな状況に一石を投じたいとポスター作りを発案。町立長与小バレーボール部の4~6年児童19人が呼び掛けに応え、嬉里郷の町公民館での制作会に参加した。
管田さんは冒頭「障害者用の広い駐車スペースが埋まっていると、トイレにも買い物にも行けない。それが重なると『またそうなるだろうな』と外出もしたくなくなってしまう」とポスターの意義を説明した。
児童は頭をひねりながら制作に没頭。個性豊かな色彩やデザインに「障害者マークの駐車場はあけておきます」「元気な人は止めないで」などのメッセージをちりばめ完成させた。
ポスターは12月20日に町民文化ホールで開くバリアフリー推進チャリティーイベントで展示するほか、JR長与駅のホール、町内各所で順次掲示していく予定。
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VOICE!happy news特派員・taka 20歳 会社員 長崎県
自分も車で出かけた時、障害者用駐車スペースに健常者が車を止めて、買い物に行くのを見たことがあるので、この記事を見て良い案だなと思いました。こういうポスターを増やしていったら平気で止める人が減るのではないかと思います。 駐車場の利用者一人一人が思いやりを持って、駐車すればより良い利用が出来ます。みんな良い気持ちで買い物をする、それが一番です。