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2015.03.17 update.

ご当地戦士 広がる活躍

中国新聞社 | 2015年1月6日掲載

見出し:「ご当地戦士」広がる活躍 広島都市圏の観光PRや社会貢献 安芸戦士メープルカイザー/鳥神ミヤジマックス/安芸ひろしま武将隊

広島都市圏でいま、「ご当地ヒーロー」の活躍が目覚ましい。観光のPR役にとどまらず、児童虐待の防止や世界遺産でのパトロールなどの社会貢献にも一役買う。信念を持った熱きヒーローたちの姿を追った。(永里真弓)

安芸戦士メープルカイザー 児童虐待防止 熱く訴え

「子どもの小さな手」をイメージしたモミジがシンボル。「安芸戦士メープルカイザー」は児童虐待をなくすため、率先して「子どもたちの夢と希望と情熱を守り続ける」と熱く語る。
広島市安佐南区のジムインストラクター男性(47)が2010年9月に活動を始めた。自ら変身し、県内各地のイベント会場でショーを展開。ショーの後は、記念撮影やサイン会などで子どもたちと触れ合う。親しみやすさから、講演依頼も絶えない。
児童虐待防止を呼び掛ける県のオレンジリボンキャンペーンにも協力する。昨年11月の児童虐待防止推進月間には、約100キロを走る「広島縦断マラソン」に挑戦し、出会った人たちにオレンジリボンを配った。FMちゅーピーでは「イクメン生ラジオ」と題したレギュラーコーナーに出演するなど活動は幅広い。
幼少期に預けられた親戚方で虐待を受け、引き取られた児童養護施設では、いじめに遭った。心の中で「いつか仮面ライダーが助けに来てくれる」と信じ、ひたすら耐えた。「誰かのヒーローになりたい」。そして勇気を与え続けたい。強い思いがオリジナルヒーローを生む原動力となった。
「子どもの幸せを奪うことは許されない。笑顔と未来を守りたい」。虐待という「悪」と戦い続ける。

鳥神ミヤジマックス 宮島パト「平和の願い発信」

世界遺産の宮島から平和の願いを発信―。厳島神社の大鳥居の朱を基調にしたスーツをまとった「鳥神ミヤジマックス」。廿日市市宮島町の表参道商店街を勇ましく歩く姿が観光客の目を引く。
2013年5月から障害者施設や地域の祭りなどに登場。さらに昨年8月には地元の宮島を中心に「パトロール」を始めた。
12月上旬のパトロールでは、商店街で観光客と握手したり、記念撮影に応じたり。店員たちにも手を振り、交流を深めた。観光で訪れたさいたま市の薬剤師守田美代子さん(48)は「色鮮やかで強そう」と写真に収めていた。
広島市を中心に活動するヒーローショーのスーツ俳優たちでつくる実行委員会が生み出した。宮島パトロールは今後も月1回のペースで続ける。ミヤジマックスは「みんなの笑顔が力になる。宮島から平和への願いを発信する」と力を込める。

安芸ひろしま武将隊 「ロックな毛利氏」迫力満点
広島ゆかりの武将毛利元就とその一族たちに扮(ふん)した「安芸ひろしま武将隊」。城下町として栄えた広島市をPRするため、迫力たっぷりのパフォーマンスで観光客を魅了している。
戦国の世から「よみがえった」のは、元就や息子の毛利隆元、五龍姫たち9人。2013年7月に市が発足させ、中区の広島城の二の丸で毎週日曜日、ロック調のオリジナル曲を熱唱。演舞では模造刀を振りかざし、観光客を楽しませている。
安芸高田市や北広島町など毛利ゆかりの地にも出向くなど、活躍の場を広げている。広島市の委託で武将隊をプロデュースする企画会社の平岡優一社長は「中国地方を治めた毛利家に倣い、広島の魅力を天下に広めたい」。

【写真説明】ショーの後に子どもとの記念撮影に応じるメープルカイザー
【写真説明】表参道商店街をパトロールするミヤジマックス
【写真説明】歌と踊りで観光客を引き付ける安芸ひろしま武将隊

中国07

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VOICE!happy news特派員・本郷麻央 21歳 広島大3年 広島県

広島の魅力を発信する役割を担うだけでなく、パトロールや児童虐待防止などの社会貢献を行う彼らは、まさしく広島の救世主。 本当に困っている人たちを助けようと奮闘する姿に関心した。 これからもヒーローの活躍に期待したい。

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