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2015.04.22 update.
ヒーロー物が好きな須坂市内外の有志らでつくる「須坂のヒーローをひろめる会」が19日、ご当地ヒーロー「我竜神(がりゅうしん)スザカイザー」を発表した。須坂の魅力を発信しようと、同市の県史跡「八丁鎧塚(はっちょうよろいづか)古墳」の出土品などをデザインに取り入れた。今後、市内外のイベントに参加する。
スザカイザーは黒色を基調に、赤や緑をあしらった姿。頭部は須坂市章や竜の角がモチーフで、首飾りの勾玉(まがたま)や獅子が描かれたベルトは古墳の出土品を参考にした。子どものころから絵を描くのが好きという会員の橋本淳一さん(40)=須坂市=がデザインした。
名前は市民らから公募し、寄せられた182件から多かった候補を組み合わせた。我竜神は、同市にある臥竜山からの連想という。
特撮ヒーロー好きという会長の飲食店経営田子公彦さん(40)=同=が中心となり、数年前からご当地ヒーローによる地域活性化を計画してきた。徐々に会員が増え、現在は20~60代の49人で活動。市中心部で22日に開かれる「銀座通り春まつり」でデビューする。
須坂市をロケ地にしたショートムービーの製作も計画中。長野市の県庁で開いた発表会で、田子さんは「須坂の魅力を世界に発信したい」と話した。
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VOICE!happy news特派員・市田 祐基 24歳 大学院生 長野県
ヒーローは「須坂の魅力を世界に発信したい」という熱い気持ちから生まれた。その意気込みは、同士の古墳の出土品を参考にした首飾りの勾玉や獅子が描かれたベルトから窺うことができる。地域の盛り上がりは、こうした気持ちと行動、そしてちょっとした遊び心から始まると感じた記事だった。