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2015.05.08 update.
静岡大情報学部の学生が17日、浜松市の祭りの魅力を発信するウェブページ「浜松おまつり暦」を開設した。市からの情報を基に取材、収集した計525件の祭りを、解説文や写真、動画で紹介している。国や県の文化財指定を受ける伝統的な祭りから花火大会、市民イベントまで幅広く網羅した。
制作したのは杉山岳弘准教授(45)の研究室で学ぶ4年生6人。同市文化財課との連携プロジェクトとして、昨年10月から作業に取り掛かった。同課がデータ提供した286件に加え、文献調査や各地での取材活動を通じて新旧239件の祭りの情報を収集した。
ページは各月や年間の祭りが一覧できる「カレンダー」、動画を集めた「映像館」、民俗芸能で使われるお面の写真をまとめた「お面館」で構成した。カレンダーから気になる祭りを選択すると、詳細な情報を見ることができる。地域や文化財区分、催し内容ごとの検索機能も設けた。
今後も取材や撮影を続けて、内容の充実を図る方針。同市役所で記者発表したリーダーの西尾美沙季さん(21)は「ページを見て浜松の祭りに興味を持ってほしい。伝統的な祭りの継承にもつなげたい」と話した。
ウェブページは同市役所のホームページから検索できる。
【写説】浜松市の祭りの魅力を発信するウェブページ「浜松おまつり暦」をPRする静岡大情報学部の学生=浜松市役所
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VOICE!happy news特派員・しらやなぎ 26歳 会社員 静岡県
今後ますます高齢化が進み、文化の継承者は減っていく。その中で昔から続いてきた伝統的な祭りごとも廃れてしまい、過去のものになってしまうのは寂しい。地域の小さな祭りでも、ウェブで公開することによって、誰かの目に触れやすくなる。何かのきっかけになるだろう。検索機能も持たせているとのことで、使い勝手もよさそう。若者の目線で、誰にでも使える仕様を目指してほしい。