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2015.05.20 update.

大型連休 走って歩いて

信濃毎日新聞社 | 2015年5月4日掲載

日本海と松本平を結ぶ交易の道として栄えた旧千国(ちくに)街道を北安曇郡小谷村から同郡白馬村を経て大町市まで歩く「塩の道祭り」が3日、3日間の日程で始まった。昔の風情が残る小谷村の林道などを歩く初日は、県内外から約4千人が参加。新緑に包まれた風景に春のぬくもりを感じながら約9キロの道中を楽しんだ。
かさをかぶり、わらで作った袋「かます」を背負った歩荷(ぼっか)姿の参加者らは、小谷村の下里瀬(くだりせ)を午前9時ごろに出発。阿弥陀堂や牛方(うしかた)宿など旧跡をたどり、栂池高原を目指した。途中、村民らが漬物を振る舞ったり和太鼓を演奏したりして歓迎した。
地元の小谷中学校の1~3年生約80人も運営などに協力。手作りの冊子で見どころを紹介し、道案内や記念撮影の手伝いをした。2年生の滝川樹音君(14)は「人口が減る村を少しでも活気づけられたらいい」と話していた。
大津市からバスツアーで初参加した栗元征男さん(73)は、4日は白馬村、5日は大町市を歩く全日程に参加する予定という。「自然が残り、空気がきれいで気持ちがいい。自分のペースでゆっくりと歩きたい」と話した。

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VOICE!happy news特派員・ぐれーぷふるーつ 21歳 大学生 長野県

 「塩の道祭り」は以前私も歩いたことがある。新緑の山道を北アルプスの雪渓を眺めながら歩くのはとてもすがすがしい。過疎化が進む北安曇地域でもこのような祭りが今もずっと続いている事、それに対して地元の小学生が「村を少しでも活気づけたらいい」と話す事、地元の人だけではなく県外からの参加者がいる事、とてもステキ。これからもこの祭りが続きもっともっと多くの人たちが参加してくれるようなものになるといいと思う。

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