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2015.06.30 update.
◆シーラカンス撮影成功 アクアマリンがインドネシアで ロラック海域で初
生きた化石とされるシーラカンスの調査、研究をインドネシアなどで進めているいわき市のアクアマリンふくしまは12日までに、同国のスラウェシ島北部のロラック周辺の海域で、シーラカンスの撮影に成功した。同海域でシーラカンスが撮影されたのは初めて。
同館によると、シーラカンスの生息地はアフリカが知られ、インドネシアで発見された記録は少ない。今回撮影に成功したのは、2006(平成18)年に同館が初めて生きたシーラカンスの撮影に成功した同島北部のマナドから南西に150キロの海域。同館は「ロラックがシーラカンスの生息場所である可能性が強まり、生息記録が広がった」としている。
ロラック周辺での調査活動は、5月26~30日に同国の研究機関の協力を得て行われた。自走式水中カメラを使用して調査し、5月27日に水深117メートル、28日に水深147メートルの海中でそれぞれ1匹の計2匹のシーラカンスを撮影した。いずれも性別不明の成体だった。
同館は2001年にシーラカンス委員会を発足させ、シーラカンスの調査研究を始めた。06年の撮影成功後、毎年タンザニアやインドネシアで調査を続け、シーラカンスの映像記録の収集を重ねている。
◆インドネシア・ロラックで撮影されたシーラカンス(アクアマリンふくしま提供)
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VOICE!happy news特派員・とめこ 19歳 大学生
福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまでは開館当初からシーラカンスの調査を継続して行っており、過去にもシーラカンスの撮影に成功している。シーラカンスは生きた化石とも言われ、その存在はとても貴重なものである。まだまだ謎の多いシーラカンスのことをもっと知るためにも、アクアマリンふくしまの調査はこれからも続けてほしいと思った。