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2015.07.27 update.

女性洋菓子職人の頂点に

熊本日日新聞社 | 2015年6月30日掲載

玉名市の洋菓子職人の泉菜月さん(25)が、全国の女性職人が競った「第13回ボワロン杯パティシエールコンクール」で初優勝を果たした。九州で初の快挙という。
コンクールは日本洋菓子協会連合会が主催した。5月の書類審査を通過した10人が27日、東京の菓子専門学校に集合。制限時間4時間15分で「やわらかい酸味」をテーマに、かんきつ類の食材を使ったアントルメ(ケーキ)やカップ入りデザート、フランス伝統菓子、あめ細工の4品に腕を振るった。
泉さんは熊本市の専門学校で学び、同市内の菓子店に5年間勤めた後、1年前に玉名市の創作フランス菓子店「ロワゾー・ブルー」に就職。2007年の全国大会で優勝したオーナーシェフの霜上明宏さん(44)らに助言を受け、コンクール挑戦を決めた。
最初は完成まで8時間ほどかかったが、閉店後に研究と試作を重ねた。本番では制限時間内に全品を完成させ、高いレベルに仕上げた点が評価された。
副賞のフランスへの研修旅行も手にし、「最高の結果は周囲のおかげ。今後も挑戦を続けたい。県内や九州の仲間も全国や世界にチャレンジしてほしい」と笑顔で気持ちを新たにしている。(馬場正広)

女性パティシエ

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若くしてパティシエコンクールで優勝を果たし、かつ九州では初の快挙ということで、同じ九州出身の女性としてとても嬉しく思った。女性の社会進出が加速する現在、かつては女性が少なかったような職種にも女性が就くことも増えてきたと感じる。民間企業の幹部等の役職はもちろん、女性起業家の話も聞いたことがある。私の周りにも理系で研究職を目指して就職活動をしている女性の友人がいる。このように女性が様々なことにチャレンジできるような社会になってきたことは日本社会にとっても、明るい兆しであると感じる。しかし、一方で働きたくても働けない、待機児童、マタハラ等のニュースもしばしば流れる。女性が出産、育児をしやすい環境を整備し、女性と男性が共に働きやすくなるために社会全体、人々の意識をさらに高めていく必要性も同時に感じた。私も将来は家庭も仕事も両立するくキャリアウーマンになりたい。

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