HAPPY NEWSハッピーニュース

　ふんわりと漂う爽やかな香り－。長距離を移動するチョウ「アサギマダラ」の“誘致”に取り組む熊本市南区の川尻商店街連合会（福山龍太郎会長）が、アサギマダラと、このチョウが好むキク科の多年草フジバカマをイメージした香水２種類を開発。２４日から商店街などで販売する。

　“香りのするまちづくり”で商店街の活性化につなげようと、昨年末から取り組んでいた。アサギマダラが優雅に飛ぶ姿をイメージしたという香水は、上品で爽やかな香り。フジバカマの香水は、秋に咲く淡いピンク色の花の香りの主成分を使い、みずみずしさを表現した。いずれも天然香料を使用しているという。

　福山会長は「アサギマダラが飛来する川尻の風景も想像してもらい、多くの人に足を運んでほしい」と話している。

　香水は２０ミリリットル入り３千円で各３０本限定。２４日は、アサギマダラを探すイベント「蝶々［ちょうちょう］祭り」に合わせ、会場の新町橋近くの加勢川河川敷でも販売する。川尻商店街連合会ＴＥＬ０９６（３５７）０２１１。

（富田ともみ）