HAPPY NEWSハッピーニュース
2015.11.25 update.
中高生らの部活動 ラジオからエール 1年半で100人超紹介 好評「励みになる」-三島コミュニティーFM 元球児・真野さん
「部活動などを頑張る多くの中高生の力になりたい」-。三島市のコミュニティーFM「ボイス・キュー」のパーソナリティー真野卓さん(27)=沼津市=は、そんな思いを胸にラジオ番組を続けている。番組で紹介したスポーツや文化活動に打ち込む中高生らは、100人を超える。
関係者によると、県内のコミュニティーFMで学生を紹介する常設番組を放送しているのは珍しいという。
中高生らを紹介するコーナーは毎週水曜の「主将の責任」(午後5時40分~6時)。昨年4月に始まり、中高生中心に小学生や大学生らも招いて活動や夢を軽妙なトークで聞き出す。出演者から「励みになる」などと好評で、3月まで8分間だったコーナーは、4月から20分に拡大した。
真野さんは三島高(現知徳高)野球部で主将としてチームをけん引し、高岡法科大(富山県高岡市)に進学後は大学野球最高峰の明治神宮大会にも出場した。「自分は注目されやすい種目だった。メディアに出る機会の少ないスポーツや文化部の人も応援したい」と言葉に力を込める。
10月中旬には三島南高吹奏楽部員3人が生出演し、コンサートのPRや吹奏楽の魅力を話した。2年の杉山遥香部長は「放送を聞いて吹奏楽に興味を持ってもらえたらうれしい。部員の励みにもなる」と声を弾ませた。
放送圏内の7市3町外からも「県東部出身者なら売り込みも大歓迎」(真野さん)で出演者を募集中という。問い合わせはボイス・キュー<電055(981)8600>へ。
写真:放送で杉山遥香部長(右から3人目)らに活動内容を尋ねる真野卓さん(左)。リラックスしてもらうために「休み時間のおしゃべり」のような雰囲気づくりを心掛けている=10月14日夜、三島市のボイス・キュー
この記事でHAPPYな気持ちになったら
VOICE!happy news特派員・かきだ 26歳 会社員 静岡県
春夏の甲子園や箱根駅伝など、大々的に報道される学生スポーツの大会は少なくない。ただ、ほとんどの選手は注目される機会もなく引退していく。選手の数だけドラマはあり、そこに注目した地域メディアならではの取り組みに興味をひかれた。