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2015.12.11 update.

着物姿で本の魅力紹介

信濃毎日新聞社 | 2015年11月16日掲載

 上田市のブックカフェ「NABO(ネボ)」で15日、着物を着てお気に入りの本を紹介する「キモノで読書会」があった。全日本きもの振興会(事務局・京都市)が定めた「きものの日」に合わせて企画。男女約20人が「着物で読みたい本」を持ち寄り、互いに魅力を発表し合った。

 イベントは、いずれも上田市の「小岩井紬(つむぎ)工房」と呉服店「ゆたかや」、これまでも読書会を企画してきた会社員斉藤達也さん(40)が立案。上田市の伝統的絹織物「上田紬」の着物などを着た参加者は4班に分かれ、持参した本について説明した。ジャンルはイラスト画集や春画集、歌舞伎の台本などさまざま。各班代表が書評を発表し合う「ビブリオバトル(書評合戦)」もあった。

 その後、1人ずつ「おしゃれのポイント」を発表。「たんすで眠っていた着物をこの機会に引っ張り出した」という人もいた。投票で男女1人ずつ「ベストドレッサー賞」も選んだ。祖母が若いころに着ていた着物で参加した立山あかねさん(27)=上田市=は「初対面の人とも本をきっかけに楽しく話せた。着物のコーディネートの参考にもなりました」と話していた。

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VOICE!happy news特派員・土屋沙枝 20歳 短大生 長野県

 成人式を1月に控え、当日は振袖を着る私にとって「着物」という単語が目を引きました。また、「着物」と「本」という一見結びつかない2つを結びつける、少し変わったイベントに興味を持ちました。上田市の伝統的絹織物「上田紬」と上田市の古民家ブックカフェ「nabo(ネボ)」のコラボレーションは、上田市を盛り上げる素敵な活動です。県内各地域で、ぞれぞれの魅力をうまくアピールしていってほしいなと思いました。

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