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2016.05.19 update.

折り鶴再生 平和エコ商品

中国新聞社 | 2016年4月10日掲載

折り鶴再生 平和エコ商品 有志グループ発足へ

平和記念公園(広島市中区)に届けられた折り鶴を活用し、「平和と環境」をテーマにしたさまざまな商品開発に取り組む県内外の有志のグループが12日に発足する。賛同の輪を広げ、統一ブランドでの販売を試みる。(松永景道)
グループは「P&Eプロジェクトジャパン」。平和(Peace)と環境(Environment)の英語の頭文字を取った。
呼び掛けたのは三原市の運送会社社長の道原伸二さん(47)。昨年11月、折り鶴の再生紙を使った名刺の台紙500セット(1セット100枚入り)を製造した。台紙には、自社の事業で取得した二酸化炭素(CO2)の排出権を付けた。
排出権は販売でき、それが付いた商品は本来の値段より高くなる。しかし、台紙には排出権付きと明示しただけで、購入者の負担はゼロにした。気軽に環境問題への参加意識を高めてもらおうとの狙いからだ。
道原さんの母千鶴さん(73)が「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんと小学校の同級生だったこともあり、折り鶴再生紙の活用拡大も目指した。
平和と環境への思いを込めた商品を生みだそうと知人に連携を呼び掛けると、広島市の紙製造会社の経営者、大竹市の手すき和紙職人、倉敷市の作業所経営者ら5人が賛同。はがきやコースターなどの試作を重ねている。
道原さんと賛同者は12日、南区でグループの設立総会を開く。道原さんは「それぞれの持ち味を生かし、商品化していきたい」と意気込む。

20160502ハッピーニュース記事画像(中国新聞)

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VOICE!happy news特派員・上田佑希 20歳 大学生 広島県

平和記念公園(広島市中区)の「原爆の子の像」の前を通るたびに、色とりどりの千羽鶴が目に入ります。全国各地から捧げられたたくさんの折り鶴を、平和エコ商品として再利用しようというのが、「p&eプロジェクトジャパン」です。 折り鶴に込められた誰かの祈りが、形を変えて誰かの手に届く。平和問題を日頃から意識する新しい糸口になるのではないかと思いました。 平和の祈りが込められた再生用紙は、広島独自のものであると思います。いつか折り鶴ブランドの商品を見ることを楽しみにしています。

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