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山梨大に期日前投票所

２日間１０代は初日２人

国政で県内初

参院選の期日前投票所が３０日と７月１日の２日間、山梨大甲府キャンパスに開設されている。大学構内への期日前投票所の設置は、国政選挙では県内で初めて。「１８歳選挙権」導入によって新たに権利を得た１０代の若者も訪れ、１票を投じた。〈植田裕作〉

甲府市選挙管理委員会によると、同大の期日前投票所には３０日、１１１人が投票に訪れた。このうち２０代は１９人、１０代は２人だった。

授業前の時間を利用して投票した教育学部３年の雨宮正直さん（２３）は、欧州連合（ＥＵ）離脱派が勝利した英国民投票に触れ「残留を望んだ若者が多かったにもかかわらず異なる結果となり、投票に行かなければ国に声が届かないと痛感した」と説明。「投票所が大学構内にあると短時間で投票できるので、学生にとって政治が身近になるのではないか」と話した。

同大の期日前投票所は、学生らでつくる団体「Ｃｒｅａｔｅ　Ｆｕｔｕｒｅ山梨」の提案がきっかけで、昨年４月の県議選、市議選で実施。３回目の設置となる参院選は１８歳選挙権が導入され、学生の多くが有権者となった。

同団体はこの日、構内で明るい選挙推進キャラクター「めいすいくん」と共に期日前投票所の設置を伝えるティッシュを配り、投票を呼び掛けた。斎藤浩平代表（２３）は「（公選法の改正で）有権者となった１８、１９歳の学生も堅苦しく考えず、気軽に投票してほしい」と話した。

山梨大の期日前投票所は１日も午前１０時～午後５時、Ｙ号館放送大学内の講義室に開設される。

写真説明

参院選の期日前投票をする大学生＝山梨大甲府キャンパス