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2016.08.02 update.

街に響く「ゲット!」

東京新聞 | 2016年7月23日掲載

街に響く「ゲット!」

事件・事故 親は「心配」

「ポケモンGO」の配信が始まった二十二日、列島各地は、画面を見ながらキャラクターの「捕獲」を楽しむ若者らであふれた。

「百人ぐらいがキャンパス内のポケストップ(アイテムを獲得できる場所)を取り囲んでいた」。明治大二年で和泉校舎(東京都杉並区)に通う山田佳正さん(20)は、学生たちの熱狂ぶりを振り返った。

午前十一時半ごろには、アクセス集中で学生用の無線LANがダウン。最寄りの京王線明大前駅前には大学の警備員が立ち、学生へ歩きスマホをしないよう呼び掛けていたという。山田さんは「自分が動かないとポケモンをゲットできない。現実がゲームになる感じだから盛り上がるのだと思う」と話した。

「よっしゃゲット!」。大阪市の百貨店内にある「ポケモンセンターオーサカ」で、小学四年の馬場尚(しょう)君(9つ)が歓声を上げた。六匹のキャラクターを捕まえ「楽しい夏休みになりそうです」とうれしそうだ。

名古屋市の愛知県警本部では、ポケストップが庁舎の一階に出現。一般人は申請しないと立ち入れない場所で、ある警察官は「ゲーム目的の見学者が増えないといいが…」と困惑顔だ。

子どもの事故やトラブルを懸念する自治体も。岡山県は、危険な区域に入らないといった注意点を小中学校や高校に周知した。担当者は「何か問題が起きてからでは遅い」と表情を引き締める。

さいたま市の望月郁美さん(37)は、小二の長女と幼稚園児の長男に、スマホゲームを禁止しているが「友だちがやり始めてせがまれたら…」と気をもむ。一部のアイテム入手には課金される仕組みで「親が知らないところで購入してしまうかも」と心配は尽きない。子どもは夢中になると周囲を見ないので「交通事故に巻き込まれるのも怖い」と話した。

gdkuagd

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VOICE!読者m 35歳 会社員 東京都

世代、性別を問わず人気の「ポケモンGO」。職場のそばの公園でも、とても多くのサラリーマンやOLがゲームに興じています。歩きスマホや敷地などへの無断侵入が取りざたされていますが、ルールとマナーを守って楽しく遊んでほしいものです。

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