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2016.11.14 update.

中尾山・山神社 73年ぶり改修 波佐見らしい天井画に

長崎新聞社 | 2016年10月26日掲載

中尾山・山神社 73年ぶり改修 波佐見らしい天井画に

東彼波佐見町中尾郷の陶郷中尾山にある山神社が73年ぶりに改修され、地元窯元の絵付け師らにより、社殿の天井画もより「波佐見らしい」姿に生まれ変わる。11月4日に落成式を開き、一般公開される予定。

同郷の歴史をまとめた資料によると、山神社は焼き物に関する神を祭り、1661(寛文元)年に建立。1943年に現在の社殿に建て替えられた。天井には当時の地元窯元の絵付け師らにより描かれた花や動物などの絵が並ぶが、劣化し薄くなっていることから、社殿改修に合わせ、描き直しが決まった。事業費は約300万円で県の補助金などを活用する。

天井画は40センチ四方の80枚を制作。中尾山の16の窯元や同郷出身の絵付け師ら約20人が無償で協力した。従来の動植物だけではなく、波佐見焼の「くらわんか文様」をテーマに皿やコンプラ瓶など、各窯元が得意分野の絵を描き、個性豊かな仕上がりとなった。

制作を取りまとめた中尾山の窯元「陶房青」の吉村聖吾社長(63)は「それぞれの思いが込められた中尾山ならではの天井画」と出来栄えに胸を張った。

山神社周辺には、復元作業が進む世界最大級の登り窯「中尾上登窯跡」や、2年前に135年ぶりに天井画を描き直した慈雲寺観音堂などが点在する。同郷の北村清美自治会長(68)は「散策コースに山神社の天井画を新たに含め、楽しんでほしい」と話した。%e4%b8%ad%e5%b0%be%e5%b1%b1%e3%83%bb%e5%b1%b1%e7%a5%9e%e7%a4%be

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VOICE!ちえ 22歳 会社員 長崎県

長崎県の波佐見町の中尾山にある山神社が73年ぶりに改修されました。山神社には当時の絵付け師らに描かれた天井画がありますが、劣化して薄くなっているため、描き直しをしたそうです。美術に興味を持っているので、どんな絵を描かれているのがとても気になります。他にも天井画を描き直した所もあるので、機会があれば見に行ってみたいです。

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