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2017.07.13 update.

小学校卒業記念270キロ親子ラン

信濃毎日新聞社 | 2017年4月4日掲載

小学校卒業記念270キロ親子ラン 安曇野 三好薫月君 東京から7日間かけ ゴール 仲間と笑顔で

安曇野市穂高の三好薫月(かづき)君(12)と父の大輔さん(45)が東京都小金井市から安曇野市まで約270キロを走る「卒業ラン」に挑み、スタートから7日目の3日、ゴールの穂高神社に無事到着した。三好君が市内の穂高南小を卒業した記念で、この日は、所属するサッカースクールの友達や家族も松本市のJR松本駅から伴走。皆満面の笑みでゴールテープを切った。
三好君一家は2011年6月に都内から安曇野市に移住。長男の廉太郎君(17)、次男の駿平君(14)も、小学校の卒業記念でそれぞれ東京―安曇野間を大輔さんと自転車やランニングで走破した経験があり、三好君は「兄より難しい道を走りたい」と、上り坂が続く都内から安曇野市への道のりをランニングで走りたいと願い出たという。

3月28日に小金井市にある母の祐子さん(44)の実家を出発。日のあるうちに30~50キロ近い距離を走り、夜は旅館や大輔さんの知人のゲストハウスなどに泊まった。早くも初日に大輔さんの足に痛みが出たり、3日目の山梨県の笹子峠で20センチ以上の積雪に出くわしたりするハプニングも。じゃんけんして負けた方が荷物を背負ったり、行き交う車のナンバーの計算を競ったりして励まし合ったという。

最終日の3日は、約20キロを約4時間かけて走った。ゴールテープを切ると、集まった知人から「おめでとう」と歓声が上がり、三好君は「やっと走り切れた。大変だったけれど自信がついた」と達成感を味わっていた。

映像制作会社の経営や大学の非常勤講師を務め、普段あまり子どもと会えないという大輔さんは「毎日の積み重ねで大きいことができるのだと知ってほしい。一緒に走った思い出がずっと残っていってほしい」と話していた。

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VOICE!たっしー 21歳 大学生 長野県

「兄より難しい道を走りたい」という心意気を素敵と感じるとともに、自分の弟を思い出しました。 この親子ランは薫月君だけでなく、薫月君の兄二人も小学校卒業時に経験しています。二人が走破する姿を見ていた薫月君だからこそ、「兄より難しい道を走りたい」という思いが生まれたのだと思います。 兄は先駆者として頑張ります。弟にはそんな兄の姿から学び、それを超えるような幸せな人生を送ってほしいなあと願っています。

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