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2017.05.15 update.

信州、2年連続「ごみ最少」

信濃毎日新聞社 | 2017年4月14日掲載

信州、2年連続「ごみ最少」 15年度 都道府県別調査 1人当たり836グラム 前年度比2グラム減

環境省が13日に発表した全国自治体の2015年度のごみ(一般廃棄物)処理の実態調査で、長野県民1人が1日に出したごみの量が前年度に比べ2グラム減って836グラムとなり、前年度に続き都道府県別で最少を守った。県は市町村や県民にごみ減量の意識が浸透していると分析し、「1位を継続したい」(資源循環推進課)としている。

全国平均は939グラム。2位は前年度と同じ沖縄県(841グラム)だった。市町村別では、生ごみ処理機の購入補助などをしている南佐久郡南牧村が326グラムで、全国で少ない方から3位となるなど、県内の6村が全国の10位以内に入った。

調査は市町村別のごみの総排出量を定住人口で割って算出。このため別荘や観光地を抱える自治体は、1人当たりの排出量が多くなる傾向がある。1571グラムとなり、県内で2番目に多かった北佐久郡軽井沢町の担当者は「特に夏場は町内で生活する人が増え、ごみの量はどうしても多くなってしまう」と説明。今後は事業者にごみ減量化を働き掛けたいとしている。

一方、県内最多の下高井郡木島平村は前年度から1273グラム増の1919グラムとなった。同村は、15年度からキノコ農家が排出する廃おがくずを一般廃棄物に算入したことが要因としている。

環境省は17年度、宴会開始後の30分間と終了前の10分間は、自席で料理を楽しむ松本市発祥の「30(さんまる)・10(いちまる)運動」の全国展開を計画。年間600万トン超とされる食べ残しなどの「食品ロス」削減を目指す。同省の担当者は「松本市のような優良事例を掘り起こし、全国に広げられればいい」としている。

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VOICE!関島友里佳 19歳 大学生 長野県

私の住む長野県が2年連続で1人当たりのごみの排出量が最少になりました。トップの座を守るということは、どんなに自治体が頑張っても県民一人一人が意識していかなければ達成できないことだと思います。これは、買い物にマイバックを持っていったり、ゴミの仕分けをきちんとするなど、一人一人の心掛けの結果であり、このような心掛けが当たり前になっている信州が私は大好きです。私自身、これからもごみ減量に心がけたいです。

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