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2017.06.13 update.

就農支援へ研修生雇用

北海道新聞社 | 2017年5月18日掲載

<地域けいざい>就農支援へ研修生雇用 深川未来ファーム まず6人

  【深川】新規就農支援のため深川市などが設立した農業法人「深川未来ファーム」(野原信雄社長)が、市内の農業研修生6人を社員として雇用し、活動を始めた。営農を志す人に安定した身分で栽培技術や農業経営を学んでもらい、農家の減少が続く市内での就農につなげる。今後も道内外から毎年2人程度を採用する方針。

ファームは今年1月、市ときたそらち農協、深川振興公社の共同出資で設立された。自治体が出資する法人が、就農希望者を雇用して育成するのは道内でも珍しいという。社員は自社農地でのコメ栽培、農家での研修などを通じて実践的に農業を学ぶ。ファームは農家から社員への農地などの譲渡を仲介。入社4年ほどで社員が独立できるよう後押しする。

初の社員6人は、公社の「市アグリサポート事業」で、市内の農家などで働きながら技術を学んできた農業研修生。当面、同事業で行ってきた市内農家の農作業や、遊休農地を活用したトマト、ソバの栽培などを続け、今年秋をめどに自社農地での活動に移る。トマト栽培担当の太田孝司さん(52)は「法人では、より結果が求められる。毎日勉強し、独立につなげたい」と意気込む。

同ファームは今後、ホームページ開設や就農フェア参加などを通じて就農希望者を募る。

【写真説明】トマトの定植に向け準備を進める「深川未来ファーム」の太田さん

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VOICE!みさと 20歳 大学生 北海道

農業従事者の高齢化と後継者不足が深刻な農業。高齢化しているのは後継者がいないからではないか。私の実家も農業をしているが、私の家は三姉妹で3人とも実家を継ぐ予定はないため、父はかなり高齢になっても農業をし続けないといけないと言っていた。私の家以外にも後継者に悩んでいる農家はたくさんあると思う。後継者不足の深刻さは以前から感じていたし、父のためにも実家を継ぐべきなのではないかと考えたこともある。今回の記事を読んで、このような活動を農業に興味があるたくさんの人に知ってほしいと思った。農業は他の職業よりも身近ではない感じがするため、農業に興味があってもなかなか始められない、きっかけがないという人たちがたくさんいると思う。そのような人たちがこの活動を知ることで農業を始め、後継者問題の解決と農業のさらなる発展につながってほしいと思った。

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