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2017.06.19 update.
南相木小 泥田で遊んで「代かき」したよ
南佐久郡南相木村の南相木小学校は22日、児童たちが田植え前の田んぼで鬼ごっこやドッジボールをしながら代かきをする「どろりんピック」を近くの学校田で開いた=写真。2、5年生の計14人が、泥んこになりながら楽しんだ。
総合的な学習の時間に稲作を体験している5年生が、6月の田植えを前に、楽しみながら代かきをしようと毎年実施。昨年度から姉妹学級の2年生も一緒に参加している。
5年生は事前に、代かきは植えた苗がむらなく生育するように、土の表面を均一にするために行うことを学習。児童たちはこの日、約200平方メートルの水田に入り、「気持ちいい」「ぬるぬるする」と歓声を上げながら歩いたり、ボールを追い掛けたりした。泥の中を四つんばいになって進む児童もいて、全身で泥の感触を楽しんでいた。
2年生の宮村連汰良君(7)は「ぬるぬるしてて楽しかった」と笑顔。5年生の菊池和奏(わかな)さん(10)は「これからおいしいお米ができるようにとお願いしながら歩いた。泥の中は冷たかったり温かかったりして気持ちよかった」と話していた。
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VOICE!風間萌樹 21歳 大学生 長野県
飛び込んできたのは、泥をはね飛ばしながら走る子どもたちの躍動感ある写真。田んぼに足をいれることで、自分が解放されるようなあの感覚を味わっているのだと一目でわかった。
普段触れないカエルなんかも、田んぼの中では親友である。泥の感触、水面をわたってくる風。田んぼはただの美しい風景ではなく、絶好の遊び場であり、教室である。子どもたちが全身を使って証明している。