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2017.09.08 update.

故人しのぶ灯り

熊本日日新聞社 | 2017年8月16日掲載

故人しのぶ灯り 熊本市川尻「精霊流し」
熊本市南区川尻の加勢川で15日夜、江戸時代から続くとされるお盆の伝統行事「精霊[しょうろう]流し」があった。初盆を迎えた人たちが川面に精霊舟や灯籠を浮かべ、故人をしのんだ。
川尻校区自治会連合会などでつくる実行委員会が主催。午後7時すぎ、供え物などを載せた精霊舟約160隻と、万灯籠や角灯籠計約2200基が実行委メンバーの手で放たれた。読経が流れる中、水面を覆う柔らかな光を見つめ、涙を流す人もいた。
南区近見の主婦、井手弘子さん(57)は、87歳で昨年亡くなった母親が好きだったユリの花やそうめんなどを精霊舟に載せ、「長生きした分、天国でゆっくり休んでほしい」と祈っていた。
会場では花火の打ち上げもあった。(益田大也)

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VOICE!ゆであずき 21歳 大学生 熊本県

精霊流しの写真にとても癒やされるとともに、それに込められる人の祈りを感じました。精霊舟一隻一隻に大切な故人を思う心がともされ、静かに悲しみが癒やされていく様子が伝わってきます。先立ってしまった大切な人を思い、祈りや感謝が込められた明かりはとても美しく、これからも守り続けたい風景です。私のお盆は、普段離れてくらす家族や親戚、友人と集まりごちそうを食べながら楽しい時間を過ごすというものですが、目には見えなくても、いつも見守ってくれているご先祖様たちをもう少し意識して、感謝の気持ちを持って普段から過ごそうと思います。

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