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2017.10.31 update.
「サッカーで恩返し」 急性白血病から復帰 上武大4年・坂さん
昨年9月に急性骨髄性白血病と診断されて闘病していた上武大4年生でサッカー部の坂龍之介さん(22)が21日、1年ぶりに学生生活に復帰した。チームメートをはじめ、他大学のサッカー部、上武大周辺の飲食店やコンビニなどからの支援もあったといい、「サッカーを通して多くの人に恩返ししたい」と話している。
坂さんは20日、療養していた都内の実家から伊勢崎キャンパス近くの寮に戻った。選手や植木繁晴監督との再会も1年ぶりで、少し緊張したという。植木監督からは「コンディションを整えて、焦らずやってほしい」と声を掛けられた。
入院中には「もうサッカーできないのかな」と思うこともあったという。しかし復帰を諦めず、6月に退院すると、翌日からリハビリを開始。高校1年の弟を相手にボールを蹴った時は喜びで涙がこぼれそうになった。
北関東大学リーグで戦っている同部は、10月15日の最終戦を含めて残り4試合。坂さんは試合出場を目指して、トレーニングを始めている。俊足が武器のフォワードで、得点を決めて言葉にできないほどの感謝を伝えたいと意気込んでいる。
【写真説明】1年ぶりにグラウンドでボールを蹴る坂さん
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VOICE!まる 26歳 会社員 群馬県
闘病中の苦しみがどれほどのものか、私には想像もつかない。「もうサッカーできないのかな」と坂さんは思ったとあるが、きっと、他のさまざまなことも「もうできない」と感じた瞬間もあっただろう。そのつらさを乗り越え、再びボールを蹴った時、選手や監督と再会した時、どれほどうれしかっただろう。坂さんは病気になったことでたくさんのことに気付いたのではないだろうか。大好きなサッカーで活躍してほしいと心から思う。