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2017.12.27 update.
道内 記録的暴風*11人負傷*あすまで大荒れ
急速に発達した「爆弾低気圧」の影響で、道内は25日、各地で記録的な暴風に見舞われた。風にあおられて転ぶなど道内で少なくとも11人が負傷し、JRの運休など交通障害も相次いだ。勢力の強い二つの低気圧が25日夜に北海道の東海上で一つにまとまり、26日には台風並みに発達する見込み。27日にかけて日本海側などで暴風雪が予想され、札幌管区気象台は不要不急の外出は避けるなど注意を呼びかけている。
25日午後11時までの最大瞬間風速は、日高管内えりも町襟裳岬で41・8メートルを観測。根室管内羅臼町38・1メートル、釧路市36・2メートルなど道内全173地点のうち47地点で12月として観測史上最大を記録した。
室蘭市では60代から90代までの男女3人が強風にあおられて転倒するなど道内で計11人がけがをした。住宅の屋根が吹き飛ぶなどの被害も各地で相次いだ。
JR北海道によると、強風による倒木などの影響で特急34本を含む計246本が運休するなどして、計約4万8700人に影響が出た。空の便は新千歳空港で計32便が欠航し、北海道エアシステムは丘珠―函館など計12便を欠航させた。JRは26日も特急3本を含む24本が運休予定。
新日本海フェリーは25日に苫小牧―新潟、小樽―舞鶴(京都)など6便を欠航し、26日の8便、27日の1便も欠航する。道警交通管制センターによると、26日午前0時現在、高速道路1路線1区間、国道5路線5区間などで吹雪などのため通行止めとなっている。
今回の暴風は、日本海側から寒気を含んだ低気圧と太平洋側から暖気を伴った低気圧が北海道周辺に接近した「二つ玉低気圧」がもたらした。二つの低気圧は、25日夜にオホーツク海周辺で合流。26日午前9時には、中心気圧が948ヘクトパスカルとなるまで猛烈に発達する。
気象台は26日から27日にかけて猛吹雪による吹きだまりや高波などへの注意が必要とし、「立っていられないほどの風が吹き、屋外での活動は危険」と呼びかけている。
【写真説明】強風にあおられて足場が倒壊した北広島市内の建設現場=25日午後3時30分ごろ
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VOICE!いとう 21歳 大学生 北海道
テレビの天気予報などでこの情報は知ってはいたが、まさか新聞の一面になるとは思っていなかったので、記事を読んで驚いた。11人も負傷しているという知らなかった情報を得ることができた。私は高速バスで大学に通っており、この雪と風で高速バスが止まってしまわないかが心配だ。