2015年
「孤高の新聞『日本』 ―羯南、子規らの格闘」
1889(明治22)年に陸羯南(くが・かつなん)は新聞「日本」を創刊し、政府や政党など特定の勢力の宣伝機関紙ではない「独立新聞」の理念を掲げ、頻繁な発行停止処分にも屈することなく、政府を厳しく批判し、日本の針路を示し続けました。また、初めて新聞記者の「職分」を明確に提示し、新聞発行禁止・停止処分の廃止を求める記者連盟の先頭にも立ちました。
また、羯南の高い理想、人徳にひかれて日本新聞社には正岡子規ら大勢の俊英が集い、羯南亡き後、内外の主要新聞に散り、こんにちの新聞の基礎づくりに貢献しました。
新聞「日本」の人々の、理想の新聞を追求した軌跡を200点を超す資料やパネルで紹介します。
会期 | 6月20日(土)~8月9日(日) |
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場所 | 日本新聞博物館 2階企画展示室 |
主催 | 東奥日報社/愛媛新聞社/日本新聞博物館 |
特別協賛 | 青森銀行/みちのく銀行 |
後援 | 青森県/愛媛県/青森県教育委員会/愛媛県教育委員会/弘前市/松山市/弘前市教育委員会/松山市教育委員会/神奈川県教育委員会/横浜市教育委員会/陸羯南会/陸羯南研究会/松山子規会/子規庵保存会 |
関連イベント |
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公開講座 日時:8月1日(土) 午後1時~午後3時30分 会場:日本新聞博物館2階 ニュースパークシアター
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一枚マンガのクールジャパン展 -日本の良さ再発見!?
国内外で活躍する漫画家・イラストレーターが「クールジャパン」をテーマに描き下ろした60作品を展示し、ユーモアと批判精神あふれる「一枚マンガ」の魅力を発信します。
クール(COOL)は、「かっこいい」「洗練された」というポジティブな意味と、「冷たい」「冷淡な」というネガティブな意味を併せ持ちます。海外ではアニメやマンガ、アイドルなど、若者を魅了する日本独自の文化が称賛される一方、国内では若者が将来に希望を持ちにくいさまざまな現実を抱えています。そのような両面性を持つ「今の日本=クールジャパン」を、30人の漫画家・イラストレーターが独自の視点で描きました。奥深い「一枚マンガ」の世界をお楽しみいただけます。
併せて、日本新聞博物館が所蔵する明治・大正期の新聞漫画も展示します。会期中の4月26日には、漫画家による似顔絵プレゼントイベントを実施します。
会期 | 4月4日(土)~6月14日(日) |
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場所 | 日本新聞博物館 2階企画展示室 |
主催 | 東京新聞/日本新聞博物館 |
後援 | 神奈川県教育委員会/横浜市教育委員会 |
参加作家(50音順) | 秋竜山、鮎沢まこと、ウノ・カマキリ、えびなみつる、河原崎弘司、草原タカオ、クミタ・リュウ、久里洋二、さいとうあやこ、木南精示、多田ヒロシ、タナカミノル、たなべたい、下谷二助、ジョルジュ・ピロシキ、トシ ヒコ、二階堂正宏、種村国夫、チョン・インキョン、所ゆきよし、前川しんすけ、西田淑子、はざま隆治、ヒサ クニヒコ、古川タク、牧野圭一、森田拳次、矢野徳、山口マサル、山田紳 |
「2014年 報道写真展」
会期 | 1月10日(土)~3月29日(日) |
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主催 | 日本新聞博物館/東京写真記者協会 |
私たちが普段、新聞などで目にする報道写真──。2014年の1年間、報道の最前線にいる写真記者が国内外で追い続けたニュースの中から優れた報道写真を紹介し、歴史に刻まれた瞬間をご覧いただきます。社会情勢を捉える力、瞬間を切り取る写真記者の“技”を垣間見ることのできる企画展です。
東京写真記者協会に加盟する新聞・通信・放送34社の記者が2014年に撮影した膨大な報道写真の中から選んだ約280点を展示するとともに、東京以外の各地区写真記者協会が選んだグランプリ作品6点も紹介いたします。
関連イベント |
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2014年報道写真展 記者講演会 日時:2月21日(土) |
親子写真教室 日時:3月21日(土・祝) |