香港の民主派系の新聞・蘋果(ひんか)日報(りんご日報)が6月24日、26年の歴史に幕を下ろしました。昨年6月末の香港国家安全維持法(国安法)施行からわずか1年。同法に基づく資産凍結など合法的な言論弾圧により、廃刊に追い込まれたのです。電子版も終了しました。
このミニ展示では、同紙の廃刊を伝える記事やコラム、社説のほか、日本において過去に行われた言論弾圧を示す当館の所蔵資料を紹介します。
新聞が言論の自由を封じられたとき、何が起きるのかは歴史が証明しています。3階常設展示室「新聞のあゆみ」では、新聞が誕生した明治時代以降、時に激しく、時にしたたかに、言論規制法規に対抗しながらも、ついには戦時体制に組み込まれて戦争を止められなかった歴史を、資料とともに紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
2024年5月9日から引き続き、感染症対策を実施しています。
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