「英国国立公文書館から見える英国社会とメディア」
英国や欧州諸国のメディアウオッチャーである小林恭子さんがこの3月、「英国国立公文書館」の歴史や現代の意義・課題をテーマにした新著の出版に合わせて一時帰国されます。公文書の保存と活用は、ジャーナリズムや博物館とも関連が深く、この機会に当館でお話を伺います。メディア、博物館、図書館などの関係者だけでなく、歴史や社会に関心をお持ちの皆さん、お誘いあわせの上ぜひお越しください。
~小林さんからのメッセージ~
「英国の公文書管理の記録は11世紀頃に遡り、現在、『公文書はみんなのためにある』という視点が運営の根底にあります。政策過程を文書に残し、後世の審判にゆだねる――英国民主主義の歩みが公文書館の運営に凝縮されています。どんな公文書が保管、活用されているのか、スライド写真などでもご紹介したいと思います」
【小林恭子(こばやし・ぎんこ)氏略歴】
1981年成城大学文芸学部卒業後、米投資銀行勤務。読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ」(現ジャパン・ニューズ)の記者・編集者を経て、2002年渡英。英国や欧州諸国のメディア、政治経済、社会事情を雑誌やニュースサイト、日本新聞協会の定期刊行物などに寄稿。著書は『英国メディア史』(中公選書)、『フィナンシャル・タイムズの実力』(洋泉社)、共訳『チャーチル・ファクター』(プレジデント社)など。新著は『英国公文書の世界史:一次資料の宝石箱』(中公新書ラクレ、3月8日発売予定)。
日時 | 3月25日(日) 午後2時30分~4時 |
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会場 | ニュースパーク(日本新聞博物館) 2階イベントルーム |
定員 | 70人(聴講無料。ただし、新聞博物館への「入館料」が必要です) |
申し込み |
定員に達したため、終了いたしました。 |