横浜が開港すると、海外から人、モノ、情報が開港地へ入ってきます。鉄道、銀行など日本初のものが次々と横浜で誕生する中で、日刊新聞も生まれました。戦争の時代を経験し、日本の民主主義を支えていく役割を担った新聞が、これまであゆんできた道のりをたどります。
明治・大正の新聞の発展
江戸時代のかわら版を前史とし、国内初の日本語日刊紙「横浜毎日新聞」の誕生(明治3年)を経て、新聞が大きく発展していったのが明治・大正時代です。新聞社の経営的な発展も言論メディアとしての新聞の影響力を高めました。
横浜毎日新聞の創刊を顕彰する「日刊新聞発祥の地」記念碑が、横浜市新市庁舎の敷地内にあります。
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戦時統制期
戦争の時代、新聞は言論統制を受け、戦時体制に組み込まれていきます。当時の資料から、戦争と新聞の問題について考えます。
戦後の再出発と現代
戦後の新聞の再出発から現代までの歴史をたどります。新聞は日本の政治や社会のあり方を多面的に報じてきました。災害報道は、自然災害の多い日本の新聞にとって、特に重要な役割です。
新聞を支えた技術
新聞社は読者に早く、正確な情報を、読みやすい紙面で届けるため、常に新しい技術を取り入れてきました。特に戦後、2度にわたる大きな技術革新が新聞製作のスピードアップと質の向上、効率化を進展させました。
ジャーナリズムの使命と誓い
「新聞倫理綱領」は権力を批判する新聞が自らを律するためにつくられたものです。日本新聞協会加盟社はこれを順守しています。
資料情報公開アーカイブ
所蔵資料約20万点のうち約500点の資料を画像付きで紹介しています。画面をタッチすると、資料情報を拡大して見ることができます。
コラム「日本の新聞人」
国内外を舞台に活躍したジャーナリストや新聞の発展に力を尽くした技術者、販売人、経営者の足跡をご紹介します。(執筆者=上智大学・春原昭彦名誉教授)