これまでの企画展

2006年

あるがままに伝えたい。~人と印刷技術の新たな出会い~

人間と色、印刷のかかわりをテーマにした企画展です。楝色(おうちいろ)、鴇色(ときいろ)など日本の伝統的な色を当てるクイズから始まり、プリズムによる分光、リンゴが赤く見える理由、波長と色の関係や人間の目の仕組みなども解説します。
4色分解と網点によって色を表現するカラー印刷の仕組みについても触れ、新聞印刷で色の均一性を自動的に確保する三菱重工業の印刷品質制御装置「DIAMOND EYE」(2005年度新聞協会技術開発賞受賞)も紹介します。

会期 10月12日(木)~1月28日(日)
主催 三菱重工業株式会社、日本新聞博物館
会場 5階最先端技術ギャラリー

NIKKEI 130th 「新聞の魅力-アナログとデジタル-」展

日本経済新聞の創刊130周年を記念して、戦後の日本経済の歩みをたどり、新聞の未来を描く企画展を開催します。
「過去・現在編」では戦後の経済発展の歩みを、主な出来事と日経の報道を映像化し、関連する製品の実物展示と組み合わせて紹介します。また、人気コラム「私の履歴書」や、毎年の消費動向が分かる「ヒット商品番付」の歴史も振り返ります。
「未来編」では最新の情報通信技術を駆使し、「新聞がこうなると便利」「こうなると楽しい」といった夢を描きます。ロボット新聞が記事を読んで解説したり、テレビ新聞や鏡の一部にニュースを映し出すニュースミラーなども展示します。

戦後の日本経済の発展を映像で紹介
会期 10月7日(土)~12月24日(日)
主催 日本経済新聞社、日本新聞博物館
協力 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協賛 NEC、キャドセンター、キヤノン/デジタル・キャスト・インターナショナル、凸版印刷、日本IBM/コネクトテクノロジーズ、日立製作所
協力 東京急行電鉄株式会社
会場 2階企画展示室

パキスタン地震報道写真展

2005年10月8日に発生したパキスタン北東部を震源とするマグニチュード7.6の地震は、同国カシミール地方に壊滅的な打撃を与え、7万人以上の人々が犠牲になりました。発生3日後の11日に現地入りした毎日新聞の佐藤賢二郎記者(当時・写真部)は、北東部の地方都市ムザファラバードやバラコットなど、被害の大きい山間地域を20日間にわたり取材、報道し続けました。
この一連の写真報道は、「被災者の悲しみを伝えるにとどまらず、災害の現実に立ち向かい、懸命に生きようとする人間の姿を見事にとらえ、見る者に感動を与えた」として、2006年度の新聞協会賞を受賞しました。
「配給される食料に向かって祈るように手を差し伸べる少女」など、被災地の子どもたちに焦点を当てた写真を中心に、計20点を展示します。

会期 9月16日(土)~12月24日(日)
主催 毎日新聞社、日本新聞博物館
協力 キヤノンマーケティングジャパン株式会社
会場 2階ホワイエ、5階特設展示スペース
地震で完全に倒壊した図書館に残された本を読む少女
=2005年10月24日撮影
パキスタン北東部・ムザファラバード
配給される食料を受け取ろうと、トラックに向かって必死で声をかける少女
=2005年10月13日撮影
パキスタン北東部・ムザファラバード

昭和史の風景 江成常夫写真展
「偽満洲国・鬼哭の島」/神奈川新聞は「戦争」をどう伝えたか

満洲事変に始まる“15年戦争”の残像を、中国東北部や太平洋戦争の戦跡地で撮り続け、日本人の精神性を問い続ける写真家江成常夫氏の写真100点余と、この戦争の節目となる出来事を伝えた「横浜貿易新報」(神奈川新聞の前身)などの紙面30点余を通じて伝えます。

日本兵の遺品(沖縄県南風原文化センター)
横浜市中区の神奈川新聞社の本社前で張り出された新聞に見入る市民
神奈川新聞 1941(昭和16)年12月9日付
会期 8月1日(火)~9月24日(日)
主催 神奈川新聞社、日本新聞博物館
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、NHK横浜放送局、tvk(テレビ神奈川)、Fm yokohama
協賛 株式会社ニコン、ニコンカメラ販売株式会社、エプソン販売株式会社、生活協同組合コープかながわ、株式会社フレームマン、タイヨー印刷株式会社、湘南デザイン株式会社、株式会社写真弘社、シティアクセス株式会社(順不同)
協力 東京急行電鉄株式会社
会場 2階企画展示室

インド洋大津波報道写真展

2004年12月26日にインドネシア・スマトラ島沖の大地震で発生した巨大津波はインド洋沿岸を襲い、約30万人が犠牲になりました。
日本からも多くの写真記者が被災地に飛び、シャッターを切り続けました。惨状を伝えるため、新聞・通信7社の写真記者24人が撮影した写真186点を展示します。

津波で父親を失った少女。避難所の隅で その小さな体で必死に現実を受け入れようとしていた。母親は、ただ抱き寄せるしかすべがなかった
=2004年12月30日、スリランカ東部・カルムナイ(朝日新聞・岩崎央)
津波の災害現場で、がれきの除去作業を行う象
=2005年2月3日、インドネシア・バンダアチェ(共同通信・原田浩司)
会期 6月20日(火)~10月1日(日)
主催 日本新聞博物館、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社、産経新聞社、共同通信社、中日新聞社
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協力 学校法人立命館、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、東京急行電鉄株式会社
会場 5階特設展示スペース

元気のみなもと! スポーツ新聞展

懐かしの名場面から最新の報道までを新聞紙面、写真、競技用具などスポーツ紙ならではの資料で振り返ります。
「野球」「サッカー」「五輪」「相撲・ゴルフ」「モータースポーツ」「格闘技」「競馬・公営競技」「芸能・文化」のジャンルごとに各種資料を展示。「スポーツを読む」面白さを伝えます。プロレスラー・力道山が保持していた貴重なベルトも展示します。

会期 3月28日(火)~7月17日(月・祝)
主催 日本新聞博物館
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
特別協力 サンケイスポーツ、スポーツニッポン新聞社、デイリースポーツ社、東京中日スポーツ、日刊スポーツ新聞社、報知新聞社
協力 共同通信社、トヨタ車体株式会社、東京急行電鉄株式会社、みなとみらい線
会場 2階企画展示室
選手たちの活躍を伝える
スポーツ各紙

日本の子ども60年―21,900日のドラマ―

1945年から2005年まで、戦後60年間の子どもたちの姿を捉えたさまざまな写真を展示します。
日本の写真家が撮影した24,000点から204点を厳選しました。

土門拳(1959年)
郷司正巳(1980年)
会期 2月16日(木)~3月19日(日)
主催 社団法人日本写真家協会、読売新聞社、日本新聞博物館
後援 文化庁、神奈川県教育委員会 、横浜市教育委員会
特別協賛 岩谷産業株式会社、エプソン販売株式会社、キヤノン販売株式会社、株式会社ニコン、ニコンカメラ販売株式会社、富士フイルムイメージング株式会社 、三菱商事株式会社
協賛 株式会社アラクス、株式会社イムラ封筒、株式会社資生堂、竹田印刷株式会社、東海旅客鉄道株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、 日本生命保険相互会社、松下電器産業株式会社、社団法人日本写真家協会賛助会員各社
協力 東京急行電鉄株式会社 、新生紙パルプ商事株式会社、株式会社ノリタケカンパニーリミテド、北越製紙株式会社、社団法人企業メセナ協議会認定
会場 2階企画展示室

一瞬を伝える使命 -EOSデジタルの技術-

デジタル一眼レフカメラの分解パーツをはじめ、パネル、映像を交え、EOSデジタルの最先端技術を分かりやすく紹介します。EOSデジタル連写体験コーナーでは、秒間約8コマの快速・快適なレスポンスをお楽しみください。

会期 2月7日(火)~5月7日(日)
主催 キヤノンマーケティングジャパン株式会社、日本新聞博物館
会場 5階最先端技術ギャラリー

「2005年 報道写真展」

東京写真記者協会に加盟する新聞、通信、放送36社の写真記者が2005年の1年間、国内外で起きたさまざまなニュースをとらえた報道写真を展示します。
「東京写真記者協会賞」「一般ニュース部門賞」「企画部門賞」「スポーツ部門賞」「奨励賞」の写真をはじめ、一線の写真記者が歴史の目撃者として撮った国内外の報道写真約230点を月ごとに構成して展示します。

「改造内閣、ソロリとスタート」
(10月31日・日本経済新聞)
「惨劇のカーブ」
(4月25日・東京新聞)
会期 1月15日(日)~2月11日(土・祝)
主催 日本新聞博物館、東京写真記者協会
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協賛 富士フイルムイメージング株式会社、株式会社ニコン、キヤノン販売株式会社、株式会社山田商会
協力 東京急行電鉄株式会社
会場 2階 企画展示室