


ニュースパーク(日本新聞博物館)は4月2日から、ミニ展示「戦後80年 あのとき新聞は何を伝えたか」を開催しています。
終戦の年となる1945年に新聞は何を伝えたのか、毎月、80年前のその月の出来事を報じた新聞を紹介していきます。
1945年9月2日、東京湾に停泊する米軍艦ミズーリ号の甲板で、降伏文書の調印式が行われました。これにより、ポツダム宣言の受諾と連合国による日本の占領が正式に決まります。9月8日、横浜に入っていた連合国軍総司令部(GHQ)が東京に進駐しました。GHQは日本の新聞社・通信社の報道を厳しく検閲、朝日新聞社が「記事取締方針」に違反する記事を掲載したとして、2日間の発行停止処分を受けます。一方で、GHQは「新聞紙法」など日本政府による言論統制関連法の廃止を進めます。
GHQの進駐に伴い、女性たちに身なりや態度について注意を促す記事や、英会話の必要性を説く学生からの投書が掲載されています。外国人女性記者が横浜の家庭を訪問したことを伝える記事では、日本女性の変化、女性の政界進出に関する質疑応答をしています。日本における女性の参政権は、この年の12月の衆議院議員選挙法の改正において実現します。
【過去の展示紙面リスト】
会期 | 2025年4月2日(水)~12月末 ※1945年9月分の展示は9月末まで |
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開館時間 | 10時~17時(入館は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(祝日・振替休日・開港記念日の場合は次の平日) |
会場 | 3階常設展示室「新聞ギャラリー」コーナー |