ミニ展示「戦後80年 あのとき新聞は何を伝えたか」

開催中

ニュースパーク(日本新聞博物館)は4月2日から、ミニ展示「戦後80年 あのとき新聞は何を伝えたか」を開催しています。
終戦の年となる1945年に新聞は何を伝えたのか、毎月、80年前のその月の出来事を報じた新聞を紹介していきます。
初回は1945年4月の出来事を伝える紙面です。1面で米軍の沖縄本島上陸、鈴木貫太郎内閣成立などが大きく報じられました。一方、2面に目を向けると、人手不足で郵便が遅れており勤務時間の延長で対応したことや、本土決戦に備えて国民一人一人が手りゅう弾を扱えるように解説する記事などが載っています。
太平洋戦争末期のこの時期、新聞が表裏2ページでした。8月までは緊迫する戦況が紙面の中心です。教科書にも載っているあの出来事が、ニュースとして伝えられています。

いま目をやると「こんなことがあったのか」と思うような暮らしに関する記事も載っています。新聞は世相を写し出す鏡でもあります。
展示を通じて、戦争と平和について考える機会になれば幸いです。

会期 2025年4月2日(水)~12月末
※1945年4月分の展示は4月末まで
開館時間 10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 月曜日(祝日・振替休日・開港記念日の場合は次の平日)
会場 3階常設展示室「新聞ギャラリー」コーナー