企画展「戦後80年・昭和100年 報道写真を読む『1億人の昭和史』から『毎日戦中写真アーカイブ』へ」

開催中

毎日新聞社には日中戦争から太平洋戦争にかけて600人余の海外特派員が撮影した約6万枚のネガが保存されています。2022年からこれらのデジタルアーカイブ化を進めるとともに、東京大学・京都大学との共同研究によって背景を読み解き、未来を生きる世代に伝える方法を検討してきました。
本展では、毎日新聞特派員が撮影した戦争の実相を鮮明な画像でご覧いただくとともに、共同研究により開発したデジタルコンテンツも体験していただきます。戦争を直接体験した世代が少なくなるなか、資料を通して若い世代に「自分ごと」として戦争について考えてもらうことができる仕組みを、大学生や大学院生とともに考えてきました。
今年は昭和100年の節目にもあたります。戦争、敗戦、復興、高度成長、バブル、災害、疫病......報道写真は人々の姿を写してきました。戦争とは何か、そして情報とどのように向き合うべきか。「今」の問題として展示をご覧いただけますと、うれしく思います。

※各種イベントを予定しております。詳細が決まりましたら本ページにてお知らせします。

【ゴールデンウィーク中のイベント】

「リキッドギャラクシーによる展示」

5月3日(土・祝)~5月6日(火・振休)
映像システム「リキッドギャラクシー」を設置します。大画面で3D映像を見て、戦争を「自分ごと」として捉える体験ができます。(お申し込み不要)

ギャラリートーク「動物たちがみた戦争」

5月6日(火・振休)13:00~15:00
小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター准教授と渡邉英徳・東京大学情報学環教授によるトークイベントです。参加費は無料(別途入館料が必要)。参加ご希望の方は、東京大学大学院情報学環学際情報学府が作成したPeatixのページから、お申し込みください。

https://peatix.com/event/4395741


日時 2025年4月26日(土)~8月31日(日)
開館時間 午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
※6月2日(月・開港記念日)は開館、6月3日(火)休館
休館日 月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
会場 ニュースパーク(日本新聞博物館)2階企画展示室
主催 毎日新聞社 ニュースパーク(日本新聞博物館) 東京大学大学院情報学環・渡邉英徳研究室
後援 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会 川崎市教育委員会 かながわ人づくり推進ネットワーク
協力 神戸大学大学院建築学専攻 槻橋・浅井研究室

本展はJSPS科研費「戦前・戦中の報道写真を用いたストーリーテリング・デジタルアーカイブのデザイン」(23K25139)の助成を受けた共同研究の成果を発表するものです


【これまで開催したイベント】

オープニングトーク(講演)

4月26日(土)13:00~15:00
展示協力者である貴志俊彦・京都大学名誉教授、渡邉英徳・東京大学情報学環教授によるオープニングトークを開催します。終了後、企画展示室内でVR体験を行います。(お申し込み不要)


ギャラリートーク

①4月26日(土)、②27日(日)いずれも11:00~12:00
展示協力者である貴志俊彦・京都大学名誉教授、学生によるギャラリートーク(展示説明)を開催します。(お申し込み不要)


ご参加いただき、ありがとうございました。