これまでの企画展

2013年

「手から手へ展 -絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ-」

会期 10月26日(土)~12月23日(月・祝)
主催 東京新聞 日本新聞博物館
共催 手から手へ実行委員会、 日本国際児童図書評議会(JBBY)
後援 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会 tvk(テレビ神奈川) 絵本学会 スロバキア共和国大使館 スロバキア郵政

世界の絵本作家の作品展「手から手へ展-絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ-」を東京新聞と共催します。
テーマは、「3.11後の世界から私たちの未来を考える」。震災1年後の2012年3月から、最初の呼びかけで集まった56人の作品が、欧州5か国を巡回し、想いを届けてきました。13年には、新たな呼びかけに応えて、さらに多くの絵本作家が参加。新聞博物館では、総勢7か国110人の作品を展示し、未来を生きる子どもたちへの想いを伝えます。
あわせて、著名なドイツの風刺漫画家、ミヒャエル・ゾーヴァ氏をリーダーとして絵本作家6人がライブペインティングで制作した作品「絵本作家たちのゲルニカ」を特別展示し、制作過程を映像で紹介します。
また、東京新聞が毎週、12年末に開設した福島特別支局から読者に届けている連載「井上能行のふくしま便り」も展示するとともに、出品作家を代表する絵本110冊(希少本を含む)を手に取っていただける絵本コーナーを設けています。

関連イベント
①東京新聞フォーラム「絵本のチカラ-3.11後の私たちの生き方」
日時:10月26日(土)13時~16時
パネリスト:
第1部 降矢奈々(絵本作家)、マライ・メントライン(コラムニスト)、ミヒャエル・ゾーヴァ(画家・風刺漫画家・イラストレーター)
第2部 あべ弘士(絵本作家)、那須田淳(作家)、はたこうしろう(絵本作家、イラストレーター、グラフィックデザイナー)、降矢奈々、ミヒャエル・ゾーヴァ
②講演会「古くならないニュース」
11月15日(金)14時~16時
講師:アーサー・ビナード(詩人・随筆家・翻訳家)、木坂涼(詩人)、井上能行(東京新聞福島特別支局福島駐在編集委員)
③絵本コンサート
日時:11月23日(土・祝)14時~16時
出演:中川ひろたか(絵本ライター、 シンガーソングライター)
④ギャラリー・ツアー
日時:11月3日(日・祝)、17日(日)、26日(火)、12月1日(日)、15日(日)14時~14時30分
解説:野坂悦子(翻訳家)、安倍忍(手から手へ実行委員会事務局)、早川純子(絵本作家)、たるいし まこ(絵本作家)、広松由希子(絵本作家)

「92歳の報道写真家 福島菊次郎展 ヒロシマからフクシマへ-。戦後、激動の現場」

会期 2013年8月24日(土)~10月20日(日)
会場 日本新聞博物館 2階・企画展示室
主催 共同通信社 日本新聞博物館
後援 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会
福島県南相馬市の被災地を取材する福島菊次郎氏(撮影:那須圭子氏)

反骨の写真家、福島菊次郎92歳―。敗戦直後、廃虚と化した広島で撮影を始め、90歳の時には、カメラを手に「3・11」後の福島へ向かいました。キャリアは67年、撮影枚数は25万枚以上。伝説のフォトジャーナリストの全貌を紹介する写真展です。
山口県で時計店を営んでいた福島菊次郎は、広島の被爆者一家を10年にわたり追いかけた「ピカドン ある原爆被災者の記録」で1960年に日本写真批評家協会賞特別賞を受賞してプロの写真家となりました。
東大安田講堂攻防戦、あさま山荘事件、三里塚闘争、ウーマンリブ、水俣病…。上京後、撮影した激動の現場は、日本の戦後史そのものです。瀬戸内海の離島の子どもたちや民俗・風習などを撮影した珍しい写真も展示しています。
また、共同通信による戦後の報道写真も展示し、小・中学生にも分かりやすく戦後史を解説しています。

抵抗する三里塚農民
広島の被爆者
瀬戸内の島の子ども
安田講堂攻防戦

「琉球新報創刊120年企画展 報道カメラマンが見た激動のOKINAWA42年」

会期 6月22日(土)~8月18日(日)
主催 琉球新報社、日本新聞博物館
後援 沖縄県教育委員会、神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協賛 株式会社ニコンイメージングジャパン、佐喜眞美術館

太平洋戦争で国内唯一、住民を巻き込んでの地上戦の場となった沖縄は、1972年に本土復帰を果たしました。しかしながら、さまざまな苦難を経て復帰を果たした今でも沖縄には巨大な米軍基地があり続け、それゆえに米軍機事故や犯罪などが繰り返されています。
一方で豊かな自然に恵まれた沖縄には、飛べない鳥・ヤンバルクイナや特別天然記念物のイリオモテヤマネコなど世界的にも貴重な動植物が生息しています。沖縄女性独特の入れ墨・ハジチなど特有の習俗・文化も生まれました。
本写真展では、琉球新報社報道カメラマン・山城博明氏が42年にわたり撮り続けてきた沖縄の歴史や現状を伝える写真のほか、消えゆく沖縄特有の習俗・文化、貴重な動植物などをとらえた写真作品約200点を展示し、沖縄の自然や文化、歴史などを紹介します。

関連イベント
講演会
[第1回] 7月13日(土)
①午後1時~2時15分
「普天間飛行場の県内移設を強行しようとする日米両政府 ― オスプレイ配備の背景 ―」
講 師:松堂 秀樹氏(琉球新報社東京報道部)
②午後2時30分~4時
「琉球列島の生物多様性と世界自然遺産」
講 師:花輪 伸一氏(元WWFジャパン自然保護室)
[第2回] 8月3日(土)
午後3時~5時
「命の二重基準と民主主義 ― 沖縄基地問題の深層 ―」
講 師:松元 剛氏(琉球新報社編集局次長兼報道本部長兼NIE推進室長、論説委員)

「再生への道-地元紙が伝える東日本大震災」

会期 3月9日(土)~6月16日(日)
主催 日本新聞博物館
特別協力 岩手日報社、河北新報社、福島民報社、福島民友新聞社
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会

2011年3月11日午後2時46分――。三陸沖を震源に発生した国内観測史上最大級の大地震は、東北地方を中心に、未曽有の災禍をもたらしました。東日本大震災は日本の姿を一変させ、今なお巨大な問題であり続けています。
被災地が直面する課題を検証し、懸命に生きる人々の声を伝えてきた東北の地元紙4紙(岩手日報、河北新報、福島民報、福島民友新聞)の紙面や号外、報道写真など約180点を展示します。震災発生以降の2年を振り返るとともに、復興を妨げる要因や被災地の現状、再生に向けた取り組みにも焦点を当て、その中で報道が果たす役割を考えます。

関連イベント
企画展開催記念シンポジウム「東北再生に向けた新聞の役割」
日時:5月18日(土)

「2012年 報道写真展」

会期 1月11日(金)~3月3日(日)
主催 日本新聞博物館、東京写真記者協会

私たちが新聞などで目にする報道写真。それは時に多くを語り、歴史を動かす力を持つことがあります。写真記者は毎日起きる事件や事故、災害からスポーツの名場面、芸能の話題まで、さまざまな出来事を読者により早く、正確に届けるため、カメラを手にニュースの現場に向かいます。
東京写真記者協会に加盟する新聞・通信・放送34社が2012年に撮影した膨大な報道写真の中から選んだ約300点を紹介するとともに、東京以外の各地区写真記者協会が選んだグランプリ作品6点も併せて展示します。

関連イベント
2012年報道写真展 記者講演会
日時:2月16日(土)
親子写真教室
日時:3月2日(土)
「中国各地で反日デモ」(2012年9月16日撮影・共同通信)