企画展「新型コロナと情報とわたしたちⅡ―コロナがわたしたちに残したもの」関連シンポジウム
「コロナ感染拡大を食い止めたい―専門家の情報発信とメディア」終了

2024.06.12 イベント情報

本シンポジウムでは、新型コロナの感染拡大を食い止めたいとの思いで情報発信を続けた専門家の方々から話を聞きます。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長を務められた尾身茂さんには、およそ1100日にわたって専門家として情報発信の前面に立ち続けていたときの経験や思いをお話しいただきます。同分科会構成員を務められた武藤香織さんからは、専門家からの発信に当たってリスクコミュニケーションや公衆衛生学の観点から留意されたことや、今後の課題等をご指摘いただきます。新型コロナの取材をされてきた辻外記子さん(朝日)には進行役を兼ねながら、報道機関の対応と課題についてお話しいただきます。

ニュースパークは本企画展の開催に当たって、尾身さんにインタビューをしました。専門家会議の会長として情報発信の際に心掛けたことや、政府と専門家の役割の違い、「リスクコミュニケーション」の大切さなどについてお話しいただきました。概要はパネルで展示し、ウェブに全文を掲載しています。武藤さんには「コロナ禍とケア労働」をテーマにコメントを寄せていただきました。

日時 2024年7月20日(土)午前10時30分~正午
登壇者

尾身茂氏
結核予防会理事長/新型コロナウイルス感染症対策分科会(当時)会長

1949年生まれ。自治医科大学卒業(第1期生)。医師、医学博士。伊豆諸島や都内での地域医療などを経て、90年から世界保健機関(WHO)に勤務。99年WHO西太平洋地域事務局長。2009年帰国。独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)理事長などを経て22年公益財団法人結核予防会理事長。09年政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会委員長。
2020年2月、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード構成員、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長。20年7月~23年8月、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長。


武藤香織氏
東京大学医科学研究所公共政策研究分野教授/新型コロナウイルス感染症対策分科会(当時)構成員

1993年慶應義塾大学文学部卒業。1995年同大学院社会学研究科修了(社会学修士)。98年東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻博士課程単位取得満期退学。2002年博士(保健学)取得。財団法人医療科学研究所研究員、米国ブラウン大学研究員、信州大学医学部保健学科講師を経て、07年より東京大学医科学研究所准教授、13年より現職。09年4月より医科学研究所研究倫理支援室室長兼務。
2020年2月、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード構成員、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議構成員。20年7月~23年8月、新型コロナウイルス感染症対策分科会構成員。


辻外記子氏=進行役
朝日新聞社科学みらい部大阪担当部長

1973年金沢市生まれ。ブロック紙記者を経て2001年朝日新聞社入社。生活部や科学医療部で医療を中心に取材。広島総局と科学医療部の次長を経て2020年度から医療・健康担当の編集委員。新型コロナの報道にあたり、24年4月から現職。ほかの主なテーマはがんや認知症、人生の終え方。健康管理士やヨガインストラクター資格(RYT200)も。

会場 ニュースパーク(日本新聞博物館)2階イベントルーム
定員 会場60人(先着順)、オンライン(Zoomウェビナー)100人(先着順)
参加費 【会場参加】無料(ただし入館料が必要)
入館料:一般400円▽大学生300円▽高校生200円▽中学生以下無料(税込み)
【オンライン参加】400円
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URL:http://newspark-20240720event.peatix.com