新型コロナウイルス感染拡大の過程では、情報(インフォメーション)と、感染症の急速な流行(エピデミック)を合わせた「インフォデミック」と呼ばれる事態が起こり社会を混乱させました。これは、真偽ないまぜの情報が瞬時に大量に拡散されるSNS時代を象徴する現象です。いまだ感染は収束せず、事態は進行形ですが、「情報と新聞」の博物館として、当館が常設展示で訴えてきた「情報を見極める力の大切さ」とメディアの役割について考えます。
【主な展示内容】
- Ⅰ新型コロナウイルス 新聞はどう伝えたか
- 原因不明の肺炎発生から現在までを、新聞紙面と報道写真で振り返ります
- Ⅱ歴史に学ぶ感染症と情報
- コレラ、天然痘、スペイン風邪……人類を悩ませてきた感染症を新聞はどう伝えたか、当館所蔵の過去の新聞紙面等で紹介します
- Ⅲ「情報」に惑わされる、励まされる
- 「インフォデミック」によって惑わされた一方で、前向きになる力をくれた新聞広告も話題になりました。コロナウイルス感染症拡大は、情報とどう付き合っていけばよいかという課題もわたしたちに突き付けました。ジャーナリズムや公衆衛生学などの研究者の方々にいただいたコメントを通じて、考えていきます
会期 | 2020年7月18日(土) ~9月27日(日) |
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開館時間 | 午前10時~午後4時30分 詳しくはこちら |
展示名 | 緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」 |
会場 | ニュースパーク(日本新聞博物館) 2階 企画展示室 |
主催 | ニュースパーク(日本新聞博物館) |
協力 | 東京写真記者協会 |
2024年5月9日から引き続き、感染症対策を実施しています。
詳しくは「感染症対策へのご協力のお願い」をご覧ください。